第5章:幽世と魔導師
第132話「驚異の片鱗」
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だきついけど……そうみたいだね」
少しばかり瘴気がマシになったけど、それでも濃い事には変わりない。
「それに、当然だろうけど……」
バチィイッ!!
「……やっぱり、門は閉じれない……か」
神力を用いて門を閉じようとするが、弾かれてしまう。
割と力を込めてもびくともしないと言う事は……全力でも無理だろう。
「けど、ある程度の瘴気の浄化はできそうかな」
「……これは、厄介な展開になってきたね……」
守護者がいない。それは由々しき事態だ。
何せ倒さなければならない元凶がどこにいるのかわからないのだ。
……それに、いつまでも神降しをしながらここにいる訳にもいかない。
「とにかく、ティーダさんとそこの男の死体を運ぼう。デバイスの記録映像から、何かわかるかもしれない」
「……そうだね。連絡は……瘴気で通じないか」
「瘴気を出来るだけ浄化して、転移できる場所まで移動しよう」
そういうや否や、私は御札を数枚取り出し、陣を描く。
神力をしっかりと込め、言霊を紡いだ。
「……草祖草野姫の名において、祓われよ!」
―――カッ……!!
光が溢れ、瘴気が祓われていく。
門が健在な以上、完全に浄化する事はできないけど……。
「……よし、とりあえず、私の転移ならできる」
「一度瘴気の外まで移動して、連絡を入れてからアースラに戻る訳だね」
「そう言う事」
そうと決まれば、善は急げという訳なので、早速瘴気の外へ転移。
クロノに一端戻る事を伝え、アースラへと一端戻る事になった。
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