第2章
戦闘校舎のフェニックス
第20話 決戦、始まります!
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傾げるが、すぐに相手の方に向き直す。
「よし! 行くぜ!」
俺の掛け声と同時に俺と小猫ちゃんはそれぞれの相手に向かって飛び出した。
?
―○●○―
体育館でのイッセーと塔城の戦闘が始まった。
まず塔城のほうを見る。相手の『戦車』が炎を纏った脚で蹴りを放っていた。スピードでは相手のほうが優っていたため、塔城は防戦一方であった。
『ハッ!』
そして、相手の蹴りが塔城の腹にクリーンヒットした──が塔城はとくにダメージを負った様子はなく、相手の脚をガッチリと掴んでいた。
すかさず塔城は相手の脚を引っ張り、それにより体勢を崩した相手を殴りつけ、怯んだところをタックルで吹き飛ばした。
スピードは負けているが攻撃力、防御力では共に塔城のほうが圧倒していた。
『・・・・・・ぐぅ・・・・・・あなたは一体・・・・・・何者・・・・・・!?』
『・・・・・・リアスさまの下僕です』
どうやら、こちらは塔城の勝ちで決まりだな。
いっぽう、イッセーのほうは──。
『うわぁぁぁぁぁッ!』
『バーラバラ♪ バーラバラ♪』
チェーンソーを持った双子の『兵士』に追いかけ回されていた。
『逃げても無駄でーす♪』
『大人しく解体されてくださーい♪』
双子は見た目とは裏腹に物騒なことを言っていた。・・・・・・どういう教育されてんだよ。親の顔が見てみたいもんだ。
そんな逃げ回っているイッセーに棍使いの『兵士』が一撃を加える。
「何っ!?」
だが、イッセーは棍の一撃を上に跳んでかわしていた。
その後も棍使いの『兵士』は棍でイッセーに攻撃を加えていくが、イッセーはそのすべてを見事に回避してみせた。双子の『兵士』の攻撃もまったく当たる気配がなかった。
『ああもう、ムカつく!』
『どうして当たんないのよ!?』
『・・・・・・掠りもしない・・・・・・!』
『兵士』たちは自分たちの攻撃が当たらないことに段々と焦りや苛立ちを出してきていた。
『へへ、こんなの明日夏のに比べたら全然!』
どうやら、俺との修行の成果が出ているようだな。
合宿が終わる頃にはイッセーの回避率は相当なものになっていた。あんな体型に合っていないチェーンソーの大振りや単調な棍の突きや凪ぎ払いではいまのイッセーには傷ひとつ付けられないだろう。
さて、他は──。
別の映像を見ると、ライザーの他の『兵士』三人が、別働隊となって部長たちの本陣である旧校舎を目指していた。
『なんかやけに霧が出てきたわね?』
『兵士』三人のうちの一人が言う通り、『兵士』たちの周り
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