第2章
戦闘校舎のフェニックス
第20話 決戦、始まります!
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?
まぁ、ゲームが始まればそれに集中しだして、この空気も和らぐだろう・・・・・・たぶん。
―○●○―
いよいよ行動開始となり、俺と小猫ちゃんが体育館に向かうことになった。
耳に付けた通信機器から部長の声が聞こえてくる。
『いいこと。体育館に入ったらバトルは避けられないわ。くれぐれも指示通りに』
「「はい!」」
『祐斗、準備はいい?』
『問題ありません』
『朱乃は頃合いを見計らってお願いね』
『はい、部長』
部長が通信でそれぞれの配置の最終確認をすると、力強く掛け声をあげる。
『作戦開始!』
部長の掛け声と同時に俺達は行動を開始した。
『私のかわいい下僕たち。相手は不死身のフェニックス家の中でも有望視されている才児ライザー・フェニックスよ。さあ、消し飛ばしてあげましょう!』
部長の言葉に気合い入れながら俺と小猫ちゃんは体育館に向かう。そして、体育館に着くと裏からこっそり入り、演壇の裏側まで来た。
ふう、中まで完全再現かよ。
実は本物でしたと言われても信じるレベルまで再現されていた。
「・・・・・・敵」
演壇の端から中を覗いてた小猫ちゃんが呟くと同時に体育館の照明が一斉に点灯した。
「そこにいるのはわかかっているわよ、グレモリーの下僕さんたち」
こそこそやっても無駄ってことか。
俺と小猫ちゃんは頷き合うと、堂々と出ていく。
そこにいたのは中華服を着た人と双子の子、そして、部室で俺が倒されそうになった子がいた。
「『戦車』さんと、やたらと元気な『兵士』さんね。ミラに手も足も出てなかったけど」
中華服の人の言葉を皮切りに自己紹介を始めだした。
「ミラよ。属性は『兵士』」
「私は『戦車』の雪蘭」
「『兵士』のイルでーす」
「同じく『兵士』のネルでーす」
中華服の人を見た小猫ちゃんが目を険しくさせながら言う。
「・・・・・・あの『戦車』・・・・・・かなりレベルが高いです」
「・・・・・・高いって?」
「・・・・・・戦闘力だけなら『女王』レベルかも」
「・・・・・・マジかよ。ま、こっちの不利は端からわかかってたんだ。やるしかねえ!」
『Boost!!』
俺は籠手を出し、倍加を開始させる。
「・・・・・・私は『戦車』を。イッセー先輩は『兵士』たちをお願いします。最悪、逃げ回るだけでも」
小猫ちゃんが前に出ながらそう言うけど、俺は意気揚々と前に出る。
「俺の方は心配しないでいい。勝算はある」
「?」
小猫ちゃんは首を
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