暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第二十話 人材収集計画
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

第二十話 人材収集計画

帝国暦478年1月14日

■オーディン  グリンメルスハウゼン子爵邸   リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン    

 テレーゼ様が本日いらっしゃる、どの様におもてなしするか楽しみじゃな。
いらっしゃったようじゃ、シャキッとした姿勢と眼光でお出迎えじゃな。

「テレーゼ様よくお越し下さいました」 
「グリンメルスハウゼン子爵今日もよろしくお願いしますね」

ほうほう驚かんな、流石じゃちと試してみるかの。

「グリンメルスハウゼンでは長すぎますな、テレーゼ様何か呼び方がありますかな?」
「では、ラテン語で耳を意味するアウリスではいかかでしょうか?」
ほう速攻で返した来たのしかもラテン語とは流石じゃ。

「ほう、博識ですな良い響きです、ではアウリスとお呼び下さい」
「よろしくお願いしますね、アウリス殿」
「アウリスと呼び捨ててで構いませんぞ」
「教えを請うのに呼び捨てでは余りに失礼かと」

立派じゃな師を尊ぶ心、普通はとても出せんの。
「判りました私がテレーゼ様を一人前に育て終わったとき呼び捨てにして貰いますぞ」
嬉しくてついつい顔にでしてしまうの。
「はいよろしくお願いします、アウリス殿。それと私に様付けも要らないのですが」

さて本題に入るかの。
「テレーゼ様先週頼まれました人材に関するリストで御座いますが帝国臣民250億の中からですから中々調べが進みません」
「其れはそうです其処まで無茶は申しません」
やはりちゃんと判ってらっしゃる、人材としてあの者の話をして見るかの一度お会いしておるし、どの程度の人物眼があるかの。

「軍人の中でなら今幼年学校ですが非常に有能な人物がおりますぞ」

「ほう其れはどんな人物ですか、私の知っている幼年学校生だとミュッケンベルガーとフレーゲルしか知りませんが、ミュッケンベルガーは期待できそうですがフレーゲルはねー」
テレーゼ様すっとぼけておりますな。
「いえいえグリューネワルト伯爵夫人の弟です」
ニヤッとしましたな判ってらっしゃる。

「ああラインハルトですね、父様と一緒に会いましたよ。父様を見るあの目あの顔あの内面から出る憎悪がよく見えました。
能力的には非常に優秀に見えますね、けど彼は猛毒ですね今の私には使いこなせないですね。
今は様子見で良いでしょう父様の様にね」
ほう僅かな会見で此処まで人物鑑定をするとは、儂でもかなわんなそろそろケスラーを呼ぶかの。

「そうなりますと優秀な人材については部下にリストを作らせておりますので、その者を呼んで宜しいでしょうか」
「無論ですその様にご苦労して頂いている部下の方に会わないのは失礼に当たりますので是非お会いしたいです」
受け答えも完璧じゃな、しかも
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ