外伝はち[ヒノの旅]
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
吾輩は火鼠である、名前はまだない。
有る時に吾輩は一人の人間に買われた。
なんとその人間は私の言葉が分かった。
私にヒノと言う名前をくれた。
吾輩はヒノである。
ご主人様の第一執事である。
元から吾輩は一族の中でも最高クラスの頭脳を持っていた為、
ご主人様の教えはすべて覚えている。
某学校で諜報界の神になれと言われた。
吾輩は期待に応えるために学園内の全ての鼠を支配下に置いて諜報網を作成した。
学園の支配が終わったら禁じられた森、ホグミート、旅行先の土地とどんどん支配地域を広げ、
ご主人様が望めば星の裏側の情報すら集められるように準備した。
調べれば調べるほど校長は老害だった。
まあご主人様は近場の情報以外は自分で調べるのが好きみたいでそれほど役に立てたとは思えなかったが。
ご主人様が私にこう言った。
ご主人「ヒノは私にずっと付いて来てくれる?」
もちろんですとも吾輩の全霊をもってあなた様に仕えさせていただきます。
ご主人様は転生を繰り返しているそうだ。
一人で何百年も生きるのは割とつらいらしい。
解りますとも。
吾輩もご主人様に会うまで同種族を話の通じない馬鹿としか思えなかったもので。
老いたご主人様が言った。
「ヒノこれが最後のチャンスだ。ここで私と別れるなら、君は火鼠として一生を終わらせられる。でも付いて来てくれるなら、私は二度とお前を放さない」
もちろん付いて行きますご主人様。
吾輩の人生はあなた様の物ですから。
幼いご主人様と会った。
一目見ただけでわかるご主人様の覇気。
素晴らしい物だ。
この世界だとあまり外に出して上げられないと謝られた。
なんでも奇跡も魔法も無い世界なんだとか。
まあ家の近くの鼠達だけでも支配下に置いて、
軽めだが情報収集をしよう。
ご主人様が吾輩の暇つぶしの為に念法と言う技術を教えてくれた。
ふむ、直ぐには無理でも何れはあなた様と肩を並べて戦えるようになって見せましょう。
ご主人様が死んだそうだ。
ビックリしたと私に話してくれた。
気が付いたら死んだなんて経験初めてと少し楽しそうにしていた。
流石ご主人様普通の人と感性が違う。
ご主人様が弟子が出来たと楽しそうに報告してくれた。
一番弟子は吾輩ですぞ。
ご主人様が私専用にスーツを作ってくれた。
身体能力が何倍にも膨れ上がる服だそうだ。
吾輩の為にありがとうございますご主人様。
夜な夜なサバイバルゲームに連れていかれるらしい。
今の所特に大変な敵は居ないそうだ。
ご主人様にとって勝てない敵って
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ