106部分:TURN10 アイドルレーティアその十
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
男装萌えって人もいるのよ」
だからだというのだ。
「それでその格好にしたのよ」
「巫女に男装か」
「かなり不満そうね」
「その通りだ。何故御前のステージ衣装はいつもそうなんだ」
「アイドルのステージ衣装は奇抜さだけでなく萌えも大事なのよ」
「わからないな。服なぞ着られればいいだろう」
レーティアの本音が出た。ここで。
「軍服やジャージでだ」
「ジャージって」
「ジャージはいい。動きやすいうえに洗濯も楽だ」
「だから。ジャージは駄目よ」
「普段着としていいだろう」
「それで演説とかステージに出るつもりなの?」
グレシアは呆れた顔でレーティアに返した。
「全く。そんなのだからあの時もね」
「御前しか気付かなかったというんだな」
「そうよ。女の子は服も大事なのよ」
グレシアもグレシアでその持論を述べる。
「何度も言ってるでしょ。服のことは私に任せてね」
「そうすれば上手くいくというのだな」
「レーティアのことなら何でもわかってるわ」
グレシアはにこりとしてそのレーティアに話した。
「だから任せて。貴女は最高のアイドルよ」
「そして総統か」
「そう。そしって私はそのアイドルをね」
「プロデュースするというのだな」
「その通り。任せてね」
こう話してだ。レーティアはグレシアと共にツアーを続けるのだった。
そしてそのうえで東欧の国民の心も掴んだ。今ドクツはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
TURN10 完
2012・3・12
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ