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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十九話 機動六課のある休日 2
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食い気一直線のスバルにすかさず突っ込む……ほんと、この突っ込み体質を何とかしたい……(ーー;)
「うーん。男の子と出かけるって、結局買い物したり映画見たりだったら、ティアと出かけるのと一緒のようなきがするんだけどなぁ」
恋愛など無関係のスバルらしい感想と言えばそうだけど……アタシも人の事を言えないのよね。
「そういうのが、好きな人とだったら楽しいんじゃないの?」
「そうかもしれないけど、どう違うのかよく分からないよー」
アタシもスバルも、彼氏いない歴=年齢だから、どう楽しいのかは想像の域を出ない……虚しい。
で、でも!シャーリーさんみたいに本から切り取ってきたようなデートプランなんか立てないよ!たぶん!
「六課で男の子って言うと……エリオ?イタッ!」
危なく道を踏み外しそうになるスバルを、チョップで軌道修正するアタシ。
「それじゃ本当に男の子じゃない。男性って見れば……ヴァイスさんにグリフィスさんとか?」
あんまり意識してなかったけど、身近な異性ってあんまりいないかな?
「あ、あとアスカだね」
トクン
スバルの何気ない一言に、何故か心臓が早くなった気がする。
頬が熱くなるのを感じた。
……あのゴタゴタでも、アスカはアタシと真っ正面から向き合ってくれた。
アタシの悪い所も、良い所も見ていてくれた。
スバルとは違う視点でアタシを見守っていてくれたんだ。
アタシが聞き分けなく、同じ失敗をしてアスカに大怪我をさせたのに、アスカは笑って許してくれた。
たくさん苦しんだんだろ?って言って。
あの後、ヴァイスさんやアルトさんに聞いたら、アスカも苦しみながら、迷いながらアタシに向き合ってくれてたのを知った。
今までのアタシの人生の中で、初めて会うタイプの異性だ。
兄さんとは違う優しさを持っているアスカ。
不器用で粗野で、冗談ばっかり言って、でも、苦しい時にはそばにいてくれる。
……で、でも、それは同僚としてよね!?
なにを浮ついてるんだ、アタシは?
その浮ついた心を吹き飛ばすような一言をスバルが言った。
「あ、でもアスカって、アルトと仲がいいよね」
「え?そうなの?」
ズキリ、と胸が痛む……なんで?
「うん。よく二人で話しているのを見るよ。ほら、アルトはキャロと同室じゃない?アスカはエリオと一緒の部屋だから、よくエリキャロ関係の話をしていたよ。保護者みたいな感じなんじゃないかな?」
スバルは特に気にしないで普通に話している。
「……」
あの二人、そんなに仲が良かったかな……
「ティア?」
急に黙ってしまったアタシに目を向けてくるスバル。
「あ、何でもないよ
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