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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十九話 機動六課のある休日 2
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なったティアナが聞くと、予想外の答えが返ってきた。

「えっと、予定通り公園で散歩して、これからデパートを見て回って、な感じです」

「この後、食事して映画見て、夕方には海岸線のお夕焼けを眺めるってプランをシャーリーさんに作ってもらってますので」

「「はぁ?」」

その答えを聞いたスバルとティアナが呆れたような声を上げた。

ここまでコテコテのマニュアルデートって今時あるのか?と思う。

「ちゃんと順番にクリアして行きます」

やはり、内容をよく理解していなかったエリオの答えに、ティアナが苦笑する。

「クリアって、あの子達は……」

「あはは、まあ健全だ」

スバルも、やや苦笑気味だ。

「「はい?」」

何の事だか分からず、聞き返すエリオとキャロ。

「いやぁ、こっちの話」

楽しんでいるなら、あえて言う必要はないだろうと考えたティアナが慌てて返す。

「じゃあ、何か困った事があったら、いつでもこっちに連絡するんだよ?」

結局、スバルが言いたかったのはそれだった。

困った事があったら、遠慮無く頼って欲しいと。それがどんな小さな事でも言ってもらいたいのだ。

「街中の遊びも、アタシ達の方が先輩だからね!」

思いは同じティアナも、彼女らしい素直じゃない言い方で二人を心配する。

「はい!」「ありがとうございます!」

「じゃ〜ね〜!」

通信がきた時と同じように、バカ明るいスバルの声で通信が切れた。

「スバルさんもティアさんも、優しいね」

「うん」

ちゃんと自分達が楽しめているか気がかりだったのだろう。

そこで、ふとキャロが思い出す。

「あ、アスカさんはちゃんとお休みとれたのかな?」

キャロがそう言った時、再びストラーダが鳴った。

「あー、そうそう、追伸ね。アスカは私達より少しだけ遅れて出かけたってアルトから連絡があったから安心してね。じゃ!」

スバルはそう付け加えて通信を切った。





ティアナside

「これでエリキャロも安心だね」

スバルが通信を終える。

心配したけど、どうやら休日を楽しんでいるみたいだ。

「そうね。あの子達も気遣いさんだしね。それにしても……」

何と言うか……その、何だ。アタシが微妙な顔をしていたからか、スバルがそれを察する。

「うん……シャーリーさん、デートした事ないよね、きっと」

「そう……ね。アタシ達も人の事は言えないけど」

ハァ、と同時にため息をついてしまった。

まあ、休みにスバルと街をぶらつく時点で、てんで色気なんかありゃしない。

「デートって、なに食べるんだろ?」

「いや、何をするんだろ?でしょ」

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