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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十九話 機動六課のある休日 2
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りて、駅を背にして真っ直ぐ行けば廃棄都市だから。立ち入り禁止区域もあるから、気をつけてな」
「うん、いろいろ助けてくれてありがとう」
少女は、最初に会った時には見せなかった笑顔でアスカに礼を言う。
「大した事じゃないよ。あ、その地図書いたヤツに言っておけよな?もっとちゃんとした地図を書けって」
文句を付け加えるのを忘れないアスカ。
少女はクスリと笑った。
「私はディエチ。君の名前は?」
少女、ディエチが右手を出してきた。
「オレはアスカだ。よろしくな」
特に意識せず、アスカはディエチの手を握る。
(ん?)
手を握った瞬間、アスカは違和感を覚えた。
「アスカはこれからどこに行くの?」
手を離したディエチが尋ねてくる。
「オレは、これから交通管理局の地下高速道路管理センターに行くんだ。知り合いがいてな」
アスカは違和感を感じながらも、それを表情に出さないように努めた。
変に勘ぐられるのを恐れたのだ。
「地下……そう。今日はそこから動かない方がいいかもね。それじゃ!」
ディエチはそう言って、駅の改札を通った。
「え?どういう……」
アスカが聞き返した時には、ディエチは既に人混みの中へと消えていた。
「……どういう事だよ?」
アスカは暫く首を捻っていたが、約束の時間も押している事もあり、急ぎ足で地下高速道路インター行きのバス停に向かった。
アスカside
まあ、色々あったけど、オレは無事に地下高速管理センターにたどり着いた。
懐かしい顔が出迎えてくれる。
「まったく、中々こねぇから何かあったのかと思えば、一緒に迷子になってりゃ世話ねぇだろ」
久々に会っていきなりそんな事を言われる。まあ、悪気があって言ってるわけではない事は分かってる。
「迷子にはなってねぇだろ。ちょっと地図が独特過ぎたんだよ」
そう言い返したが、オレの顔は笑ってた。
久しぶりに会う昔の仲間だ。色々積もる話もある。
「まあ、とにかく入れよ。こっちは勤務中だから酒とはいかねぇが、コーヒーは飲むだろ?」
連れられるままに中に入って行ったけど……通されたのはモニターがいっぱい並んでいる監視ルームだ。
「良いのかよ?同じ管理局員とは言え、オレは部外者なんだぞ?」
いわば地下高速管理の心臓部にいる訳で、六課で言えば指令室みたいな所だ。当然、部外者は立ち入り禁止なんだけど……
「俺が許可する。監視って言ったってほとんど自動だし、デバイスに反応するからな。事故った時が出番さ」
心配すんなとデュークが笑う。コイツ、元々大ざっぱなヤツだからな。
「まあ、それなら遠慮はしねぇけどよ」
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