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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十九話 機動六課のある休日 2
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何にって言われてもなぁ……
「オレ、アイスの事よく分からないから、一番人気のやつで」
正直に言うしかない。
「あいよ。恋人にかい?」
からかうように言いながら、おっちゃんはいくつかのトッピングをして、コーンに入れたアイスを渡してくれた。
「ちげーよ。道に迷っていた女の子がいたから、一緒に迷ってんだよ」
「わっはっはっ!そりゃごうちそうさま」
アイスを受け取って、金を払う。相変わらず高いな!アイスってのは!
この高級品を落とさないように注意しながら女の子の所に戻る。
「もうちょっと時間がかかりそうだからさ、これでも食べて待ってて」
オレはそう言って、女の子にアイスを渡した。
「え?」
なんか驚かれたけど、オレはそのまま地図に目を戻す。
「この地図……もしかして廃棄都市の方か?」
廃棄都市だとすると、駅からリニアレールに乗って終点までだけど……
ん?
女の子が不思議そうに、オレとアイスを見比べているけど、何で?
「……早く食べないと溶けるぞ」
アイスは見ていても減るんだから、早く食べなよ。
「え?あ、うん」
女の子は恐る恐る口をつけて……
「!!」
驚いたように目を大きく見開いて、今度は夢中になって食べ始めた。
まるで、初めてアイスを食べたみたいな感じだな。
歳はオレとそう変わらないだろう……身長はこの子の方が高いけど。
ちょっとコンプレックスに落ちいってら、ラピが検索結果を伝えてきた。
『マスター、廃棄都市に同じ地形があります。その場所は、一応立ち入り許可区域になってます』
『廃棄都市か。この子、何でそんな場所に行かなきゃいけないんだろうな?詳しい場所を教えてくれ』
廃棄都市付近じゃないかとは思ったけど、そのものだったとはね。
大きな荷物……人気のない廃棄都市……何か引っかかる。良くない事が起きそうな予感と言うか……
オレが女の子に目を向けると……まだアイスを食べていた。
美味しそうにアイスを食べるその顔は、無邪気な子供のようにも見える。
考え過ぎか?
悪い方へと考えてしまう頭を、ブルブルと振る。
どうかしている。こんな子が一人で何か出来る訳ないだろう。
「場所が分かったよ。これ、廃棄都市だ。サードアヴェニューじゃない」
そう言ったら、アイスを食べていた女の子が慌てて顔を上げた。
口の周りが汚れてるよ……
「アイス食べ終わってからでいいから……」
見かけの割に幼い仕草をする女の子に、オレは苦笑した。
outside
アスカは少女をリニアレールの駅まで送って行った。
「二番線のレールウェイの終点を降
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