第9話 建築の覇王現る!?お前を倒すのは俺の弾幕だ!!
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スペルカードを使って戦うんだよ」
「弾幕? スペルカード? また分からない言葉が出て来た」
幻想郷に来たばかりのバットには弾幕やスペルカードが何なのかさっぱり分からなかった。
まぁ、拳法家同士が好き放題やらかしている為か本来の形式の弾幕ごっこは未だに登場しておらず、その為スペルカードとやらも未だに未登場な現状で果たして東方とのコラボを謳っていて良いのか甚だ疑問である。
まぁ、それもこれも今回幻想入りした拳士達が原因なので当作者は全く関係ないのであしからず。
「まぁ、弾幕やらスペルカードやらはこの際置いといてだ、弾幕ごっこってのはこの幻想郷で行われてるまぁ、分かりやすく言えば競技みたいなもんさ。この弾幕ごっこのお陰で人間が妖怪やそれ以上の存在と互角の勝負が出来るようにルール作りされてるのさ」
「へぇ、案外ちゃんと出来てるんだなぁ」
魔理沙からの説明を聞いて改めて納得するのだが、同時にバットは不安になってきた。
今の今まであの拳法家達は浮世のルールと言うルールを悉く無視しまくり、破壊しまくってきた。そんな無法者達が幻想郷のルールを果たして守れるかどうか?
否、断言できる。絶対に守れない。守れたとしても世紀末色に染まった間違ったルールになりかねない。
そう思っていたバットの予想は見事に当たってしまった。
「受けてみよケンシロウ! そしてラオウよ! これが我が南斗聖拳の弾幕だ!」
「ならばこちらは北斗神拳の弾幕で勝負だ!」
「温い温い! そんな軟弱な弾幕でこの拳王の弾幕を防げる筈があるまいて!」
とまぁ、バットの予測通り弾幕ごっことは名ばかりの激しい打撃戦が展開されていた。
打ち出され、交差する激しい拳の応酬。時々蹴りとかも交じりながらその様は正しく男性版弾幕ごっこと言えば良いのか。
だが、確実に言える事がある。
これは絶対に弾幕ごっこじゃない! と言う事だ―――
「何が弾幕ごっこだよ! 結局何時も通りの只の殴り合いじゃないかぁ!」
「あぁ、やっぱりあいつら元の世界でもあんな事してたんだな。あいつらのせいで幻想郷は滅茶滅茶になっちまったんだぜ」
「そ、そうなの!? あいつら幻想郷に来ても好き勝手暴れてるのかよ!?」
やはり脳内世紀末な連中はここ幻想郷に置いても馴染めないご様子だった。
「ふっ、流石は北斗の長兄と正統伝承者。このまま只の弾幕ごっこをしていたのでは埒が開かんな」
「どうしたシンよ。貴様の言っていた執念と欲望はその程度のものか?」
「ふん、これならばこの幻想郷支配も容易いわ。この世の全てをこのラオウが牛耳って見せようぞ」
「フフフ、だがお前達はまだ弾幕ごっこの恐ろしさを知らぬ。その証拠にこれを見るが良い!」
シンが懐から取り出したのは一枚の見
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