第9話 建築の覇王現る!?お前を倒すのは俺の弾幕だ!!
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ね。今日中に神社を立て直す予定なんだから」
「あぁ、分かっている」
そんな事をしていると、また見知らぬ誰かが突然現れた。魔理沙とは違い赤い巫女服? を着た女の子だった。
「あら、見ない顔ね。また外の世界からやって来た類の人?」
「えっと、まぁそうなるかな? もしかして、貴方がその―――」
「博麗霊夢。此処博麗神社の巫女よ。最も、その神社も今は影も形もないんだけどね。もうすぐ人里で雇った大工が来るから、あんたもケンと知り合いなら建て直し手伝いなさいよ」
「えぇ! 唐突に何!? 俺も同罪扱い!?」
「つべこべ言わずにさっさと行動する。男だったらうだうだ言うもんじゃないわよ」
「はぁ・・・」
完全なとばっちりを受けてしまった。まぁ、ケンと関わった時からとばっちりなんて散々受けまくってたから今更驚く事もないのだが。
「すまないバットよ。俺の為にお前にまで苦労を掛けてしまうとは」
「何を今更。ケンと関わったら碌な事にならないのは何時もの事だし、もう慣れたよ」
実際、ケンと関わると8割くらいろくな目にあってない為か、バット自身も半ば慣れて来ていたらしい。
何しろ、こいつは歩くトラブルメーカーと言わんばかりにあちこちで騒動を引き起こしまくるだけでなく、其処に居合わせたバットに確実にとばっちりが来ると言う最悪の組み合わせを毎回味合わされると言う苦い経験を幾度となく味わって来た。
そりゃ慣れる筈だわな―――
内心そう呟きながらも、一同はこちらにやってくるであろう大工の到着を待った。
そして、待ちに待った大工は一同の前に姿を現した。
「ふむ、今度の現場は此処のようだな」
現れたのは一人の大男がこれまた巨大な黒い馬に跨った如何にも時代を間違えたような風貌をした大工? だった。
しかも、その風貌がこれまた大工とは似つかわしくない。
金色に輝く日本の巨大な角を左右に挿した兜に漆黒のマントを羽織り、鋭い眼光はまるで野獣のそれを彷彿とさせる。
「あぁ、まさかとは思ったけど・・・やっぱそうなるのか」
「へ? 何、何なんだよこいつ? どう見たって大工に見えねぇよ。っつぅか何だよその馬! 象並みにでかいじゃねぇか! 一体ぜんたい何なんだよあいつわぁ!?」
頭を抱えるバットに対し、魔理沙はパニックに陥っていた。仕方ないだろう。
何しろ、雰囲気からしてケンシロウと同類っぽい人種なんだし。
「ラオウ兄さん!」
「ケンシロウ。うぬも此処に来ていたのか?」
そんな二人を他所にケンシロウとラオウは幻想郷にて再会を果たした。
「俺だけじゃない。トキ兄さんも幻想郷に来ている」
「何と、トキもだと!? ふん、天は余程このラオウに試練を与えたいのだろうな」
「兄さん。まだ野
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