第9話 建築の覇王現る!?お前を倒すのは俺の弾幕だ!!
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だ。んで、紫はその穴を繋げられるんだけど、時々お前みたいな本来居た世界から忘れられた存在がこうして幻想郷に流れ着く事があるんだよ」
「俺・・・元居た世界に忘れられたの? これから社会人として生活していく筈だったのに、それをする前から忘れ去られるって・・・どんだけ影が薄いんだよ俺は―――」
自分の影の薄さに絶望を感じだすバット。しかも、その為にこうして訳も分からない世界に飛ばされてしまったのだから不運としか言いようがない。
「まぁ、そう気を落とすなよバット。此処幻想郷だって捨てたもんじゃないぜ。住んでみればきっと此処を気に居る筈だって」
「その通りだ。此処幻想郷は正に俺の探し求めていた安住の地に相違ない」
「そうそう、お前の探し求めていた安住の地に・・・ゑ!?」
唐突に会話に入り込んできた声に一瞬疑念を感じた魔理沙が声のした方を振り返る。
其処には魔理沙が危険視していたであろうケンことケンシロウ本人がいつの間にやら居り、会話に加わっていた。
「だっひゃあああああああ! また出たああああああ!」
「む、魔理沙か。此処で何をしているんだ?」
「そりゃこっちのセリフだ! お前こそ此処に何しに来たんだよ!」
「うむ、博麗神社の再建の目途が立ったのでな。その手伝いの為にこうしてやってきた。元はと言えば俺が霊夢の神社を壊してしまったのでな。その罪滅ぼしをしたかったんでな」
「だからってなんで今日来るんだよ。あぁ、何であたしはわざわざこいつを会う行動を取っちまうんだよぉ。あたしのバカバカバカ〜〜〜!」
自分自身を罵倒しだす魔理沙。そんな魔理沙をただじっと見ているケンシロウ。何ともシュールな光景であった。
「やっぱりお前だったのかよ、ケン」
「バット! お前も幻想郷に流れ着いたのか?」
「あぁ、にしてもまさか異世界でお前に会うなんてなぁ。俺ってそんなに北斗神拳と深い関係持ってたかなぁ?」
自分はそんな胡散臭い拳法と関わりを持った覚えはない。そう断言しつつも内心疑いを持ちだすバットだった。
「それにしてもケン。お前一体何やらかしたんだよ。神社ぶっ壊したって聞いたけど、まさか―――」
「うむ、賽銭を入れて鈴を鳴らそうとした際に誤って神社の経絡秘孔を突いてしまってな。その為に霊夢の神社を破壊してしまったんだ。一子相伝の暗殺拳。北斗神拳の伝承者としてあるまじき失態だった。これも安住の地である幻想郷に訪れた気の緩みなのかも知れない」
「そうは言うけど、お前この前もコンビニのレジぶっ壊してたじゃねぇか! その前は店内を飛び回ってたハエを爆散させたし、その前だって―――」
実は元の世界でも結構デストロイしまくってるケンシロウであったようで―――
「ちょっとケン。遊んでないでちゃんと手伝いなさいよ
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