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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第四話:ペット自慢は程々に……
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でる。拾った方は届けてね”って、住んでる所まで書いてあるよ」
「何コイツ……無くす事前提で名前と住所を明記してるの? 几帳面なのか杜撰な性格なのか解らんな」
流石にウルフ殿と同意見になりますね。
「でも届け先も解ったんだし、届けてあげようよ。どうせ滝の洞窟に用があるんでしょ? 序手でに届ければ良いだけじゃない。ウルポンは知らないだろうけど、良い事をすると気持ちいいんだよ」
「本当かぁ? 落とし物届けてやったのに、こちらの気分を悪くする様な奴だったら、俺の気分直しに乳揉ませろよ」
「死ね?」
(滝の洞窟の上)
「おお、これは何処かで無くした俺の道具袋! 拾ってくれたのか? ありがとう」
道具袋の持ち主ドドン・ガアデ殿は、豪快に身体を震わせ、無くし物が届いた事に喜びを溢れさせる。
見た目はドワーフみたいで怖そうだが、性格は良さそうな人だ。
「お礼なんて良いんですよ。落とし物を落とした人に届けるのは、人として当然の事ですから」
爽やかな笑顔を振りまいてドドン・ガアデ殿の言葉に謙遜する素振りでチラリとウルフ殿に視線を向け、嫌味っぽく鼻で笑うリュリュさんがステキすぎ。
「いやいや、ここまでしてくれる人間は凄く稀だ。何か礼をしないと俺の気が済まないぜ」
本当に感謝してるらしく、意地でもお礼をしたい気持ちになっている。
それを見たウルフ殿が小声で「うぜぇ……」と呟いた。同感です。
「おい金髪坊主。お前の肩に乗ってる猫は普通の猫じゃないな?」
「何を以て普通と表現するのか解らないが、少なくともコイツは猫じゃない。ベビーパンサーだ」
ウルフ殿の『うぜぇ』が聞こえた訳ではないのだろうけど、肩に乗せてるソロ殿に気付いたドドン・ガアデ殿は、目敏くその存在に着目する。
「そうか……地獄の殺し屋と呼ばれたキラーパンサーの子供ベビーパンサーか。そっちの赤いバンダナの兄ちゃんのポシェットに隠れてるネズミに危害を加えるんじゃねーか?」
ソロ殿の正体を知った所で、アハト殿が飼ってるネズミのトーポ殿に着目。
「舐めんなよ。ソロはお前より利口だから、無闇やたらに動物を襲ったりしないんだよ」
「それは如何か分からんだろ。だがバンダナ兄ちゃん……これさえあれば安心だ」
ドドン・ガアデ殿は失礼な振る舞いのウルフ殿を気に止めず、奥の棚からチーズを6つ持ってきた。
「これは何ですか?」
気にするのはアハト殿。
差し出されたチーズを受け取り、チーズである事以外を確認する。
「おう、それは特別なチーズだ。お前さんのネズミにそれを食べさせれば、大抵の猫であれば一撃で撃退出来るぞ!」
「だから、ソロはトーポの事を襲わねーって言ってんだろ!」
ソロ殿がトーポ殿を襲う事前提で話を進めるドドン・ガアデ殿にご立腹のウ
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