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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第17話 探索、洞窟の砂浜!美食屋ココの悲しき過去
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にされたの!それで死に物狂いで逃げてたら穴に落ちちゃってあそこに出たわけなの」
「運がいいのか悪いのか……その行動力だけは本当に凄いな」
前も危険な場所に来ていたしティナさんって結構アグレッシブな人なんですね。
「イッセー、この人は知り合いなの?」
「初めまして、私グルメリポーターのティナと申します。っていうかイッセー、誰よこの美少女は?もしかしてイッセーの彼女かしら?」
「俺の仲間だよ。こっちからリアスさん、朱乃さん、そして祐斗だ」
簡単な自己紹介を済ませた後ティナさんも一緒に先に進むことになりました。
本当は危ないからやめておいた方がいいと私は行ったんですが、今から入り口に戻るのも面倒だし本人が覚悟して来てるならいいだろうとイッセー先輩が言い、ココさんも渋々それに同意しました。
「あの、ココさん?」
「うん?何だい小猫ちゃん?」
「その、さっきの姿は一体何だったんでしょうか?」
さっきの紫色になった現象がふと気になったのでココさんに質問してみましたがココさんは少し嫌な事を思い出したような苦い表情をされました。イッセー先輩も何か言いにくそうな様子でしたがもしかして地雷を踏んでしまったのでしょうか?
「あ、もしかして言いにくい事ですか?すみません、私ってば軽率な事を……」
「いや、もう見られているし隠す事でもないさ。さっきのあれは毒を出していたんだ」
「毒……ですか?」
「そう、僕は体内に毒を持ってるのさ。僕たち美食屋の多くは毒を持つ生物に対抗するためにあらかじめ人工的に免疫を作ることがあるんだ。自然界にある毒草や毒を持った虫、それらの毒を微量ずつ定期的に体内に入れる事によって人工的に免疫を作るんだ」
なるほど、あらかじめ毒に対する免疫を作ることによって毒が効かないようにしているんですね。
「だが自然界に存在する毒の種類は数百とも数千とも言われている。全ての毒に対しての抗体を作るのは実質不可能……俺で大体70種類だがココ兄は500種類の抗体を持っている。美食屋でもトップの数だ」
500種類ですか!?そんなにも抗体を持ってるなんて凄いです!
「はは……僕は常人では耐えられない量の毒に耐えられる体を持っていた。でも余りにも短期間に多くの毒を注入した結果僕の体内で毒が混ざり合い新たな毒が生まれてしまった。さながら僕は毒人間ってところか……全く品のない存在さ……さあおしゃべりはここまでにして先を目指そう。洞窟の砂浜はまだ先だ」
ココさんは自虐するように笑って一人で歩いていってしまいました。その背中は何だか悲しそうに見えました。
「ココさん、何だか寂しそうです……」
「……多くの科学者やIGOの医療班などがココ兄の血
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