幕間十二:悩ましき消費税
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円・・・みっつだと16円になりますね」
心桜「・・・って事はさ、2個ずつ買えば課税されないよね・・・まあ、つっちゃーの所では変わらないけど」
七夏「そうですけど・・・何回も買いに来られると、お店の人は困るかも・・・です」
心桜「まあ、そうなんだけど・・・理屈では・・・って事で」
七夏「くすっ☆」
心桜「それより、あたしが思うに消費税上げる前にもっと節約できる所があるんじゃないかなって」
七夏「節約?」
心桜「そ。真っ先に思いつくのは、政治家の給料多過ぎだと思わない?」
七夏「多いって言われても、いくら貰っているのか分からないです」
心桜「それは、なかなか的を得た回答だねー」
七夏「え?」
心桜「一般的な社会人の平均的なお給料より、はるかに多い事は確からしいよ。その上、見えない収入もあったりしてそう」
七夏「見えない収入?」
心桜「そ。一般に公表されていない収入・・・それはまあ、分からないからなんとも言えないけど、あたしが思うに税金の流れをもっと『見える化』してほしいという事!」
七夏「見える化?」
心桜「このままでは『見えるかっ!』って事になっている今、税金の流れを細かく知っている人は殆ど居ないと思うよ」
七夏「具体的にはどうすれば・・・」
心桜「集まった税金をどのように使うのかを決めているのが政治家なんだから、当然自分たちが不利にならないようにすると思うよ」
七夏「お国の為に最善を尽くされているのでは?」
心桜「ホントにそう思う?」
七夏「本当のところは・・・分からないです」
心桜「分からない・・・それが問題なんだよ。税金は『お小遣い』じゃないんだから、どのような事にいくら使ったのかを国民は、もっと知る必要があると思うよ」
七夏「具体的にはどうすればいいのかな?」
心桜「簡単なことだよ。集まった税金の使い道を公表すればいいだけ。例えばみんなが良く見るWebサイト(予報:Yohoo!/クゥール:Cooool)に税金の配分をざっくりと円グラフにして公開するだけでも、随分見える化ができると思うよ」
七夏「なるほど☆」
心桜「ここであたしが知りたいのは税金の何パーセントが政治家のお給料になっているかという事。絞れるトコを絞って、それでもダメなら増税って事なら、あたしは何も思わないよ。安易に消費税上げたら、そのまま政治家の浪費税になりそうだよ。ちなみに国民の為の政治を行わず、自分の為の政治を行う人の事を「政治屋」っておじいちゃんが言ってたなー」
七夏「私たちはまだ、税金を納めてませんから・・・」
心桜「消費税として納めてるでしょ!!」
七夏「そうですけど・・・」
心桜「特に、つっちゃーは家のお手伝いとはいえ、お仕事をしている事になるんだから、もっと税金について感心を持たないと!!」
七夏「うぅ、すみません」
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