暁 〜小説投稿サイト〜
翠碧色の虹
幕間十二:悩ましき消費税
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
<i7030|41810>
七夏「ここちゃー」
心桜「ん?」
七夏「何を読んでるの?」
心桜「ごちうさー」
七夏「ごちうさ?」
心桜「そ。『ごちそうさまです!』略して『ごちうさ』」
七夏「え?『ごちさま』じゃなくて?」
心桜「それだとまんまだからねー」
七夏「くすっ☆ 『ごちさま』は幸せのお裾分けみたいなお話ですよね♪」
心桜「つっちゃーは、そういう解釈か・・・」
七夏「え?」
心桜「あたしは『のろけ話』を沢山聞かされて、そういうの『ごちそうさまです!』って突っぱねるのが、この話の本筋だと思ったんだけど」
七夏「幸せなお話で心が満たされて『ごちそうさまです☆』ですよね?」
心桜「・・・伝わってないかー・・・この通称『おのろけ姫』の、のろけ話が始まる前に先手を打って自分がのろけまくってたら、いつの間にか自分が『おのろけ姫』になってたっていう展開になりそうな勢いだけどなー」
七夏「それって、ミイラ取りが・・・」
心桜「魅入られる・・・なんつって!」
七夏「なんか、間違っていないような気がしてきました」
心桜「でしょ!! ミイラに魅入られ、ミイラになったよ」
七夏「ミイラさんのお話は、本当は怖いお話なのに・・・」
心桜「ま、ミイラはこのくらいにしといて、今日の本題!!!」
七夏「はいっ!」
心桜「・・・の前に、つっちゃー・・・ソーダラムネ1つくださいなっ!」
七夏「はい☆ ちょっと待っててくださいね♪」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

七夏「はい☆ ここちゃー。どうぞ♪」
心桜「ありがとー、つっちゃー。はい!」
七夏「ありがとうです♪」
心桜「そう言えば、つっちゃーの所は取らないんだよねー」
七夏「とらない?」
心桜「うん、消費税」
七夏「あ、お母さんから必要が無いって言われてますので」
心桜「そうなんだ。あたし個人的には助かるなーって思うけど、つっちゃーの家計は大変なんじゃないの?」
七夏「詳しくは分からないです・・・でも、それほど影響は無いみたいです」
心桜「で、今回はその消費税についてなんだけど、つっちゃーどう思う?」
七夏「どう・・・って言われても・・・あ、計算が大変かな」
心桜「確かに、計算が面倒になるよねー・・・そう言えば!」
七夏「え!?」
心桜「5円玉チョコレートってあるよね?」
七夏「えっと・・・あったかなー・・・ちょっと待っててくださいね♪」
心桜「あ、いやいや、つっちゃー。そういう商品が存在するよねって意味」
七夏「あ・・・そういう事なの?」
心桜「そ。んで、その5円チョコってさ、一個5円だよね」
七夏「はい・・・確か」
心桜「今、消費税が8%だから、2個までは非課税で、3個目から課税される事にならない?」
七夏「はい。ひとつ5円で、ふたつだと10
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ