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俺のペットはアホガール
その十八「夏だ! 旅館だ! 温泉だ!」
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も生徒会長ですから、そうゆう温泉旅館に相応しくないものは没収し保管しないと、ですね……」

「これ、ふさわしくないものだし?」

「えっ……えぇもちろんですっ!! 温泉に棒っなんて、いかがわしすぎますわっ!」

「????」

わ、私は何を言っているのでしょう/// 自分でも何が言いたいのか分からなくなってきました。

「……そんなに欲しいならあげるし、はい」

「だ、だから欲しいわけではなくて、ですねっ! でも有難く頂戴致しますわ」

では。と、小野さんに頭を下げてまだ着替えている皆さんの間を通って行き誰よりも早く引き戸を開けて露天風呂へ、そして

「よっしゃぁぁぁあああああああああああああああああああああああっっっっ!!!」

勝った! これで今回のお話の主役の座は私の者です!!
さ、最藤くんとイイ感じになって2人の仲は急接近して、そして2人は……

「会長楽しそうだね」

「うえええええっひ、翡翠さんっ!?」

ぜんっぜん気が付きませんでした。翡翠さんの顔がすぐ後ろにありましたっ。

「だいじょうぶ。わたしの邪魔をしなかったら、会長の邪魔もしないから」

「邪魔って…な、なんのことかしら??? 私は別に何も企んでなんて……」

「わたしの邪魔だけはしないでね」

ビュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

「さむっ!!?」

まだ8月なのに冬のような北風が……って翡翠さんがいないっ!? 先ほどまで私の後ろにいたのにっ!!?
翡翠さんってやっぱり不思議な子…。

「やっふー温泉だ♪」

「露天風呂だしーキャフー♪」

「滑りやすいですからね。足元気を付けてくださいね」

「大丈夫だよ、美希。そんなに心配しなくても……ぁ」

「しーさんっ!? だから滑りやすいって言ったじゃないですかっ!!」

「フンッ……騒がしいな」

他の皆さんも来たようですね。1人知らない人もいますけど他のお客様でしょうか。
うちのアホの子たちがご迷惑をおかけして本当申し訳ございません。
このお話では私が主役! なら次回で千代紙さんたちを退場させることだって出来るはずっ!
別に嫌いってわけでも恨みがあるわけでもないですが、私と斎藤くんがイイ感じになるための犠牲だと思って喜んで退場してくださいね。



さあ_熱き戦いの始まりですよ_!!










『あっくんの小さいアレ』高浜 律子side
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