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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
007話『リオのシホとの初邂逅』
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たしだってまだまだ見習いだからな」
「またまた。ノーヴェさんだってかなりの腕じゃないですか。僕も足技を教わっている身としては尊敬しているんですよ?」
「いよっ! お師匠様!」
「ウェンディ、てめぇ!」
「「「あはは!」」」

なにやらみんなで騒ぎ始めているし。
羨ましいなぁ……。早くあたしもあの輪に溶け込みたい。
でも……ああ、そう言えばツルギ君って14年前から増え始めた魔術師でもあるんだっけ?
シホさんって色んな事を出来るんだなぁと少し感心していた。
ノーヴェさんに関しては以前から伺っていたけどこうしてみるとみんなからシホさんの話題を聞かされるのはこれが初めてだなと少しだけ疎外感を感じていたり。

「ヴィヴィオ達ってば羨ましいなー……こんないい人が教えてくれるなんて」
「それならリオちゃんもたまにはうちに来る? ヴィヴィオの家の近くだから」
「いいんですか!?」
「ええ。公務員の仕事で家にいない時の方が多いけど休日や夜なら大体はいるから」
「それじゃその時はよろしくお願いします!」
「ええ」

シホさんからも快く返事を貰えたのであたしも早くみんなと同じ距離で走れるように頑張りたいと思った。

「そんじゃそろそろ着替えるか。シホさんの登場で少し周りも騒ぎ始めた頃だしな」
「そうですね」

確かに、見回してみれば少しだけ人だかりができていた。
目的はやっぱりシホさんみたいで女性のふぁんらしき人達がキャーキャー騒いでいる。

「それじゃみんな、また後でね!」
「うん」

それであたし達はツルギ君達と別れて着替えに一旦だけどそこであることに気づく。

「ねぇヴィヴィオ。ツルギ君ってあっちで着替えて大丈夫なの……?」
「あはは……そこはやっぱり思うよね。でも大体が常連さんだからもう慣れたらしいよ?」
「ふーん……?」










僕たちは更衣室に入っていったんだけど案の定の反応があちこちから聞こえてきた。
認めたくないけど見た目女の子の僕が男子の更衣室に入っていくのは少しおかしいみたいに感じられるみたいだ。

「まぁ、気にすんなってツルギ。俺とシンが見張っておいてやるからよ」
「そうだよツルギ。だから普通に着替えていいんだからね?」
「うん、二人ともありがとね」

僕は二人に感謝しながらもパパッと運動着に着替えて腰まである長い髪をゴムで縛って運動の邪魔にならないように整える。
これだけで普通の着替えなんだろうけど……、

「おいおい……なんで女の子が男子の更衣室で……?」
「ばっか! あの子はれっきとした男の子だよ!」
「男の娘……?」
「なんか違う聞こえ方に感じたんだけど……?」
「とにかく可愛いなぁ……」

外野からそんなひそひそ声が
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