スーパーロボット大戦OGs
0004話
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ドとかいう人造人間らしいし。
こっちの世界のインスペクターの事は軍事機密で詳細情報は分からないが、あっちの世界のインスペクターの指揮官は5人だった筈。
無言の筋肉に、その恋人のヒス女。脳筋バカとインスペクターの良心。で、総司令官がプライドだけは高い典型的なエリート官僚タイプ。
そいつらが、地球が解放された後に10年以上も潜伏していたとは考えにくい。
もしその万が一があったとしても、まさか一回の攻撃だけで終わる事は無いだろうし。
「となると、事故かテロのどっちかだな」
呟きつつも、多分事故の線は無いだろうと判断していた。
理由? スライムが外にいる怪しい奴等を感知していたからだ。
無言でスライムを数mm程度まで細くし、瓦礫の隙間から外の様子を偵察する。
「ターゲットは?」
「この店の中にいた筈だからまず生き残るのは不可能だ」
「ならこの後は?」
「もちろん撤収。後はお偉い先生達が処理してくれるだろうさ」
「なるほど、政治家ってのは良い職業だな」
「全くだ。俺も選挙に出てみるかね」
「よせよせ、ある程度の金が無けりゃ無理だっての」
……あー、なるほど。了解了解。腐った政治家の暗闘か何かに巻き込まれたって訳だな。
全く、市民を巻き込んでの暗殺騒ぎとはやってくれる。
実際に腐った政治家のとばっちりを受ければ、シャドウミラーの理想も悪くないと思ってしまう。
「まぁ、それはともかく……俺を巻き込んだ事を後悔してもらおうか」
スライムへと視線を向け、命令を下す。
「スライム、俺の周囲一帯を纏めて吸収。外にいる兵士も1人残さず吸収して良い。俺と奴らがここにいたという証拠は残すな」
命令と同時に、スライムが広がり周囲の瓦礫をみるみる吸収していく。
そう、地面に寝かせていたリョウト諸共。
「あ」
やはり命の危機という事もあり、頭に血が上っていたのだろう。リョウトの事をすっかり忘れてしまっていた。
ドクンッ
次の瞬間、何かが体の中へと流れ込んでくるのを感じる。
その衝撃に思わず地面へと倒れ込む。
幸い、コンクリートの破片やら割れたガラスなんかの危ない物はあらかたスライムが吸収してくれていたので、怪我をせずに済んだが。
自分に流れ込んでくるナニカ。それに堪えている間に外にいる兵士達の悲鳴のようなものが聞こえたが、俺はそれどころではなかった。
なんと言うか体に無理矢理エネルギーをぶち込んだような感じとでも言えばいいのだろうか。
正直あまり好きにはなれない感覚だった。
「ふぅ……」
地面に倒れ込んでから5分程経っただろうか。ようやく体が落ち着いて来たので立ち上がる。
周囲を見てみると、兵士の姿も瓦礫も消え失
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