ペルソナ3
1870話
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やるのに問題なく戦える人数だろう。
勿論、使う攻撃方法よっもて、その辺は変わってくるが。
それに俺達の場合、全員で5人ではあったが、荒垣は基本的に戦闘をしない。
そう考えれば、人数的に問題がないのは明らかだった。
『ふむ、なるほど。その辺りの事情が分かったら、私にも教えてくれ。タルタロスを攻略する上で重要な要素となるかもしれない』
「無料でか?」
『む……ならば、今度お好み焼きを食べに行く時は私の奢りという事でどうだ?』
「乗った」
桐条と一緒にお好み焼きを食べにいく話をしている間にも当然戦いは行われており、やがて有里が臆病のマーヤから距離を取り、召喚器を頭部に当て……
「オルフェウス!」
その言葉と共に、有里のペルソナが召喚される。
その姿は、オルフェウスという名前の通り竪琴を持った吟遊詩人を思わせる。
オルフェウスってのは、北欧神話? ギリシャ神話? どこの神話だったかはちょっと覚えていないが、とにかく何かの神話に出てくる吟遊詩人だった筈だ。
まさにそのオルフェウスの名前に相応しい姿をしている。
そんなオルフェウスは、アギを使って臆病のマーヤに大きなダメージを与え……その隙を突くかのように、有里が模造刀を手に一気に距離を詰めると、その刃のない刀を振り下ろし……やがて、臆病のマーヤは消えていく。
『どうやら勝負はついたようだな』
「ああ。ただ、もう少し戦闘を重ねつつ、シャドウが逃げ出した理由を探りたい」
『それはこちらにとっても願ってもないことだ。……有里と明彦の2人を頼む』
そう告げ、桐条からの通信が切れる。
それを確認すると、俺はそのまま真田の方に向かって歩き出す。
「どうだった?」
「……まだ弱い。だが、センスはあるな」
俺も真田のそんな意見には、賛成だった。
そもそもの話、臆病のマーヤを相手とはいえ、1人で戦いを挑み、それで勝ったのだ。
多少の怪我はしているようだが、それだってかすり傷や軽い打撲程度だろう。
初めての戦闘でこれってのは、有里に相応の戦闘センスがあるからこそのものだろう。
……勿論有里が戦ったという特殊なシャドウに比べれば、その力はそこまで強くはないのだろう。
そう考えれば……そこまでおかしくはないのか?
「ふぅ、疲れた」
そう言いながら、有里が模造刀を片手にこちらに戻ってくる。
だが、言葉程に疲れているよいった様子は見えない。
……あくまでも表情に出ていないだけで、疲れてはいるんだろうが。
「取りあえず、一旦ゆかり達がいる場所に戻るぞ。そこでまた、俺がシャドウを探してから……今度は、そうだな。フォロー役としてゆかりを連れて移動してみる」
怪しいのがゆかりと荒垣で、その中でもより怪
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