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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百一話 ブラウンシュヴァイク公爵との決戦です。
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ク公に尋ねる。ブラウンシュヴァイク公爵自身も暗愚ではなかったため、敵の不自然な動向を見て顎に手を当てた。
「うむ・・・・。少し速度を落とし、様子を見させるように伝えるか。」
ブラウンシュヴァイク公爵からの伝令は貴族連合軍の前衛に伝わった。血気にはやる彼らだったが、盟主の命令には逆らえない。いったん速度を落として隊列を整えようとした。
これを見ていた両将二人はすぐに反応した。前衛艦隊艦橋上でロワールは無言で右手を振り下ろし、アレットは「全艦、進撃!!」を麾下に伝え、両隊は全速前進をもって敵に肉薄し、一瞬の隙をついて前衛を痛打した。
『やはり!敵はこれを狙っていたのです!叔父上!!このような小細工を仕掛けてくること自体、敵に戦力がなく、時間稼ぎの腹積もりがあるのは明白でしょう!!』
フレーゲル男爵の憤怒の顔がディスプレイ上に浮かび上がる。
『フレーゲル男爵のおっしゃるとおり!』
『敵の前衛ごとき、我らの勢いで粉砕して見せる!』
『ブラウンシュヴァイク公、どうか前進命令を!!』
貴族連中が口々に騒ぎ立てる。
「いや、いけません。敵の全容が明らかでない以上、ここは慎重に動くべきです。」
「アンスバッハ准将の言う通りです。隊列を整え、大軍をもって重厚な布陣で迫ることこそ、肝要。今ここで急迫すれば、味方の一部が突出する可能性があります。」
シュトライト准将も言う。
『ならば、本隊も可能な限りの速度をもって前衛に続けばよい。敵はわずか5万なのだぞ。』
「よし!」
アンスバッハ准将とシュトライト准将が共に異議を唱えようとした時、ブラウンシュヴァイク公爵が立ち上がっていた。目は輝き、頬は紅潮している。
「フレーゲル、前衛を率いてあの小癪な艦隊を討て!!血祭りにあげて、あの小娘もろとも葬り去ってやれ!!」
『叔父上!!・・・・もちろんですとも!!』
大役を命じられて喜びを隠し切れないフレーゲル男爵は通信を切るのももどかしく、艦隊に前進を命じた。それに伴い、次鋒、第三陣、本隊、後衛と、ブラウンシュヴァイク陣営8万余隻は次々に進発を開始したのである。
「あの、アステロイド帯に、ただ遮二無二に突っ込もうというの・・・・・?」
フィオーナは唖然とした。猪突猛進を通り越して、無謀きわまる作戦だと思ったが、
「エリーセル閣下、敵は数を頼んでやってきたのです。この方法が一番正統的ではないでしょうか?」
と、エステル・フォン・グリンメルスハウゼンに言われてしまった。うなずき返した彼女は顔を引き締めた。6倍までの戦力なら支え切れるとビッテンフェルトには言ったが、だからと言って楽観はしていなかった。
「作戦第二次に移行。本隊前衛は前衛艦隊を支援すべく、作戦プランBを発動してください。」
本隊前衛7000隻が前衛艦隊を支援すべく、動き始
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