第3章 リーザス陥落
第102話 最強のパーティー
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。つまりランスが絶対。絶対王政状態だ。ランスが止まればリアも止まる。シィルは ランスの命令には 魔法が掛かっている事もあって逆らえない(フォローは最低限はするのだが、押しは弱い)。マリスだけが頼みの綱だと言えるのだが…… やはり 『リア・ファースト』だから 正直難しい。
つまりランスさえ戻れば、全員がついて行ける事になるのである。
「ぶーぶー、ダーリン! えっちしよーよー!」
「馬鹿者! この緊急事態にセックスなんぞしてる暇があるか! 自重しろ!!」
「うわぁーん、マリスーーっ」
「チャンスはいくらでもありますよ。リア様。この件が解決すれば そう、無限にあります。そのためにも早く終わらせないと」
と言う訳で、ランス達は封印の間へと向かった。
因みに 向かう寸前の所で見つけた本棚を見て…… 細かく説明すれば かなみのコーナーを見て大笑い。『伊賀忍法・??』『上級忍法』『サムライ魂』『東方見聞録』と色々と際物が揃っている。
ただただ笑っていたランスだったのだが次のコーナーにある本を見て変わった。
『魅力的な女性になる法』『男の子の墜とし方』『媚薬作成法』
それを見てランスは笑うのを止めて先へと急いだ。かなみが向いている方向が何処なのか、そこまで鈍くないランスは判るから、何となく面白くなくなった、と言うのが真相である。
「そろそろ向かうぞ」
「うん、行きましょう! マリス」
「はい、こちらの道が封印の間へと通じています」
「む、この通路、以前にも使ったものだな」
以前とは、先ほどにもあった通り、始まりの事件の時の話だ。この道を使ってリアとマリスは逃げ、そして捕まった。
「えへへ。ダーリンがリアを追いかけて、とっても情熱的に追ってきてくれた時の事よね!」
「ものは言いようだな。それにしても私室に隠し通路とは、何となく王族っぽいな」
「えへへ、ダーリン、リアのこともっと好きになった?」
「別に」
「ぶーぶー!」
色々と話が多く、中々進まなかったけど、何とか通路へと足をすすめた。
そして、通路では無数の死体が転がっていた。それはリーザス兵のものではない。
「鉄クズが転がってるな。ヘルマンの連中のものか」
「みたい……ですね。巧妙に仕掛けていたとは言え、探せば見つかる通路です。侵入していても別段おかしくないのですがこれは……」
マリスの訝しみながら その死体を見ていた。なぜ、この場所で死んでいるのだろうか? と言う事だ。ここは 待ち伏せをする場所としては 絶好の場所だ。潜んでいて襲い掛かる為に侵入していた……のであればよくわかるのだが、何故死んでいるのだろうか。
リーザス解放軍がこの場所へ来られる筈はなく、一番最初に到達したのは自分達だ。
つまり、
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