第3章 リーザス陥落
第102話 最強のパーティー
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そして―― 着実に破滅へと近づいていっているランス達。
「ねぇねぇ ダーリンっ! ここにリアの宝物があるの〜〜!」
「ほう。世界でも有数の金持ち国家のリーザス国、その王女の宝か。相当な値打ちものじゃないのか?」
「じゃじゃーーんっ!!」
破滅に…… とは思えない状況だが それはランス達だから、と言う訳でスルーしよう。
兎も角、リアがガサゴソ、と取り出したのは一枚の写真。
「え……、っとランスサマとリア王女が…… そ、その 裸で、か、重なり合って……」
「……って、これもしかしてオレ様が以前、リアにお仕置きセックスをした時のものだろ。何でこんなもんがあるのだ?」
「えへへへ〜 ダーリンと結ばれた時のものだもんっ! マリスがばっちりと撮ってくれてたのよー」
「はい。リア様の為に」
「……自分の主がレイプされているときになにしてんだ。と言うか、ユーリのヤツと一緒にいたのに撮ったのか? あのガキだったら止めそうな気がするぞ。ガキだから セックスの良さなど判らんからな」
それは懐かしい話。
ランスとユーリの初めての出会いと仕事。リーザスと言う大きな敵と相対した大仕事のクライマックスでの出来事。 ランスがリアにきっちりお仕置きをし、かなみとマリスをユーリが改心させた時の事だ。
「はい。……流石の私もユーリさんの目を盗んで…… とは出来るハズもない事でしたが、あの光景を見たユーリさんは少し呆れてましたので、何とか隙をつく事が出来ました。私も少々演技を施した、と言う事もありますが」
リアのあられもない姿を目の当たりにして、身体の力が抜けたー と言う感じだったマリスだが…… 驚く事なかれ、あれは演技であり ユーリやかなみの目を欺く為の所作だったのだ! (非常にどうでも良いが とりあえず今だけは、と言う事で)
「何処に力をいれとんのだマリス。……がはっは! まー ユーリのガキがセックスの良さなど判ってたまるか、と言う訳だな!」
「ダーリンっ! またえっちしようよー!」
「がははは!!」
「ら、ランス様…… す、直ぐに行かないとユーリさん達が大変で……」
今は戦争の真っ最中。
そして 滅茶苦茶危険地帯である。いつ魔人が来てもおかしくない場所だ。そんな場所で悠長に会話していられる精神力は大したものだが あまりよろしいとは言えないだろう。
「奴隷がオレ様に意見するなど、100000万年早いわ!」
「ひんひん……」
「む……だが、直ぐオレ様がカオスとやらをゲットして 格好良く女達を助けねば、また あのガキに勘違いされかねんからな」
色々とあったが とりあえずランスは 元も目的に戻る事が出来た。
この場にいるのは リア、マリス、シィル、そしてランス
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