3.Nの疾走/もう一人の探偵にして整備士
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
イヤ四つついてれば車よ』なんて言うの」
「事実でしょうが。だいたい私たちは飛べるんだから必要ないでしょうに」
不必要なものはいらないわ。まあ、私も車は持ってるは持ってるけど、維持費がかかるの何の。そう言うのは全部紫に任せてるけど額は知ってる。
「んー。でも確かに、お嬢さんの言うとおりかもよ?」
「おい、それを認めてしまっていいのか整備士」
「ズバッと言っちゃえばその通りだからねぇ?もっとも、中には三輪なんかもあるから一階にも言えないけど。イギリス車のモーガンとか」
おお、私と同意見の人がいるとは思わなかった。しかも整備士なのに。私が思うのもなんだがこれでいいのだろうか。整備士として。
「それに楽しみ目的ではなく、足としてを欲求しているのが現状なわけよ。知っている限りだと外の世界の日本や中国、イギリスなんかがそれだし。だからどのメーカーもEV車の開発に着手しているしね。もう宇宙的年齢おっさんな地球にも優しいってなわけよ。イギリスに行ってみれば?もうプリウスであふれていたわよん」
だからこそ幻想入りしたんだ、と彼は語った。確かにそうだ。走る楽しさという存在が外の世界で薄れてきた証拠だろう。
「地球には優しくないし、騒音で迷惑だし、まず危険行為だ。分別のある大人のする事じゃないわね〜。それはみんなわかっていることよ。それでも、止められないバカたちが我らのような走り屋なわけ」
「「バカで悪かったな」」
声が重なった。一人は魔理沙だ。もう一人は入り口を見ると、翔太郎が帰ってきてた。
「おっ、大将。聞いてたの」
「まあ、な。確かに俺ら走り屋はどんなに速かろうと社会の脚光を浴びることは決してない。だとしても、サーキットを走ってるよりマイナー路線を突っ走る方が俺の性に合ってる」
「まったく、頑固者だね〜」
呆れたような声色でやれやれという風に肩をすくめる。
「それよりも、調べてもらいたいことがある」
「あ〜、ちょっと無理かね〜」
「はあ?何で、ってちょっと待った。なんだその横にあるFDは?何だ?その『紅魔RED MOONS』と言うステッカーは」
「ん?知っての通りフランちゃんのFDよ?」
「はあ!?どいうことだよ!今日は仕事ははってなかったろ!いつ入れたんだよ!」
「今日。二時間前ぐらい。仕上げは今日中」
ドン!と思いっきり壁をたたく。
だが、彼のように、どいうことだよっとツッコミたいのは私だった。確かにここまでの交友関係にはビビりものだったが。よりによって紅魔館連中とまでとは知らなかった。特にあの妹の方。私たちが異変を解決してからは大人しくなったもののまだ不安定だからだ。あんな狂気の塊と知人な時点でこの男の子とを過小評価していたと評価を改める。
「やってくれたなぁ!フランの奴!」
「何なんだぜ一体。うるさいな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ