第四十二話 妹達の誤解その七
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「うちの教会大丈夫ね」
「そうみたいね」
「何で大丈夫なのよ」
「まあまあ、とにかくお話しましょう」
「四人でね」
「ええ、訳がわからないけれど」
妹達までそうなってきました。
「居間でね」
「お父さんとお母さんが帰って来るまでね」
「そうしましょう」
「変な感じだけれど」
それでもとです、私達は四人で居間に入りました。そうしてお茶を出してお菓子はお饅頭を出してでした。
そのうえでお話をはじめます、妹達は阿波野君に高校のことを聞きますが何か私に聞いたのと同じ様なものでした。
ただです、奈良県のことはよく聞いていました。
「明日香ってそんな場所なんですね」
「へえ、奈良市ってそうしたところもあるんですか」
「長谷寺に三回も行かれたんですか」
「それで三輪神社にも行かれて」
「色々行ってるよ」
阿波野君は妹達に奈良県のことをにこにことして話していました。
「これまでね」
「やっぱり奈良県に住んでおられるとですね」
「行く機会もあるんですね」
「東大寺の大仏さんなんか何回も見たよ」
少し誇らしげな感じでの言葉でした。
「あそこのね」
「あれ大きいですよね」
「物凄いですよね」
「うん、何度も見てるけれどね」
奈良県の象徴の一つになっているらしいです、少なくともあんなに大きい大仏さんは他は鎌倉位でしょうか。
「あれはいいね」
「そうですよね」
「あんなに大きいですと」
「奈良県にいると遠足で絶対に行くから」
そうらしいです。
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