第一部 ケイオスクルセイダーズ
名状しがたい幕間の物語のようなもの
19.謎解きはランチの後で
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『ごちそうさまでした』
「いやーなんかほとんとわるいな。バイトの身がこんなにもてなしてもらって」
「いいのよ。フランの相手もしてもらったしね」
「そうか。トゥルルル。ん?悪い出てくるわ」
丞一は部屋の隅まで行き、携帯を取りだした。
「ほいほい?」
『あ、丞一さんですかい?私ですよ。椛です』
「あれ?椛?何で携帯を?」
『姐さん(早苗)から借りたんでさぁ。それより、うちのバカ(文)見ませんでした?』
「三時くらいに制裁を加えた記憶はあるがどうした?」
『実はまだこっちに帰ってきてねぇ。明日シフトのことで大天狗のとっつぁんが話があるっていってやして。それで探してるんですがね。見つけたらすぐ逝くよう殺ってくだせぇ。それでは』プチッ
(なるほど、一応気にかけとくか)
その後、レミリアやフランと雑談をし晩餐の時間を過ごした。
この時はまだ知らなかったのだ。あのことを。
「あ、そういえば。私の部屋、窓開けたままでした」
「美鈴、あんた何やってるのよ」
「この雨じゃビショビショなんじゃねーの?」
「すみません。少し席を外します」
美鈴は、小走りで自室へ向かっていった。
「それにしても、雨止まないわね」
「だなぁ、こりゃあ面倒いけど能力で帰るか」
「?あなたの能力ってそんなことできるの?時間操作と重力操作だけでしょ?」
「時止めて、雨は等身大ブラックホール出しながら進めば無くなる」
「チートも甚だしいわね」
「それにしても遅いわね。美鈴」
「様子見に行くか?」
そして、部屋につき暴騰まで遡る。
「とりあえず、スタンドで心臓マッサージするか」
『私はいやですよ?』
「私がやるわ」
咲夜がスタンドを出し三部のラストよろしく心臓を握り締める。
「グヘェ!」
「あ、起きた」
こうして、珍事件もどきは解決した。
『私、今回の伏線。龍砲の種だと思ってました』
「俺もだ。ぶっちゃけ何もなかったな」
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