第一部 ケイオスクルセイダーズ
名状しがたい幕間の物語のようなもの
19.謎解きはランチの後で
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
0
丞一が咲夜と合流した。
「わりぃ、姉さん遅れた」
「まったくよ。言い訳なら手を動かしながらね」
「ピザ。イタリアンか。パスタとかでいいか?」
「ええ、お喜びになるわ」
丞一は卵などを割り、そしてそれをかき混ぜ始めた。まず手始めにカルボナーラだ。
「いやごめんな。フランとキリがよくなるまで遊んでた」
「‥‥なら、まあしょうがないけれど。なるべくなくしてくれるとありがたいわ」
「‥‥善処する(今度はマリカーやろーぜ!って言っちまったんだけどなぁ)」
午後 0:30〜1:30
丞一と咲夜以外は昼飯。
「お嬢様、昼食の時間でございます」
「そう。フランとパチェは?」
「ジョジョが呼びに行っております」
「お兄様、今日のお昼なに?」
噂をすれば何とやらで、丞一の肩に乗って頭を叩きまくっているフランとそれを少し引いたところから見てるパチュリーがいた。因みに頭はめがっさ痛い。
「姉さんのワンホールピザ三種と。俺のパスタが二種」
「ほう。で、どないな味をそろえたんや?」
「姉さんがマルゲリータ、オルトラーナ、ペスカトーレ。俺がカルボナーラとペペロンチーノだ」
「それじゃ、いただきましょうか」
『いただきます』
食事は『キング・クリムゾン』!
『ごちそうさまでした』
「さてさて、皆々様方。口直しにフルーツはいかがかな?ちょうど家からみやげに持ってきたんだ」
「あら、いいわね。いただくわ」
咲夜は渋々という顔で網か後に入ったフルーツの盛り合わせを持ってきた。
「ほう。いろいろ入っとるやないかい」
パチュリーが総賛辞を送る。パチュリーの言うとおり。色とりどりのフルーツがあった。
「あ!このオレンジ瑞々しい!」
「さすがはフラン!オメガならぬお目が高い。それは花道オレンジって品種でな。結構レアなんだ」
「聞いたことがないのは私だけかしら。というか、あまり得体の知れない物は出したくないのだけれど」
「ん。ああ、美味しいですね。このイチゴ。シュシュって食感です」
「どんな食感よ。コア」
パチュリーの使い魔、小悪魔ことコアもまた賛辞を送る。これは人里で買った物なので問題はないはずなのだ。早苗談だが。
「お!パイナップルもあるんかいな!」
「そいつは粉砕パイナップルだな」
「なにを粉砕するのよ!」
「このブドウも程よい実の数ですね」
「美鈴、龍砲ブドウの種は人のいないところで出せよ」
「人のいるところで出したら、と言う問いは聞かないで置くわ」
「あら、このバナナはいい形と色をしてるわね」
「気をつけろよ。レミリア。そのナイトオブバナナ、プライドが高い品種だからな」
「フルーツのプライドっていったい」
午後 1:30〜2:30
「俺
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ