第135話
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〜隠者の庭園〜
「わ、わたしやレンちゃん、ユウナちゃんぐらいの女の子………?」
「あれ…………?一体誰だろう………?」
(あら、彼女は……)
「………もしかして異世界のみなさんのお知り合いですか?」
封印石が解放され、光の中から現れようとした人物を見たティータは戸惑い、エステルは首を傾げ、唯一光の中にいる人物に見覚えがあるレンは目を丸くし、リースはティア達に視線を向けて尋ねた。
「いえ、我々の知り合いの中でも彼女のような人物はいません。」
「という事は知り合いが誰もいない俺のようにイレギュラーな形で巻き込まれた人か……?」
(いや、お前が巻き込まれる事になった原因はここにいるんだけどな……)
リースの問いかけに対してジェイドが代表して答え、ジェイドの答えを聞いて考え込みながら呟いたロイドの推測を聞いたフレンは苦笑していた。そして光の中から銀髪の少女が現れた。
「……っ……今の光は………閃光弾……!?――――え。」
地面に跪いていた少女はすぐに立ち上がると共に背後へと跳躍して双銃剣を構えたがエステル達に気づくと呆けた声を出した。
「変わった武装ですわね……短剣にも見えますし、銃にも見えますわ。」
「フム……武装の形態からして、あの武装は恐らく両方を兼ね備えた武装なのでしょうね。」
「しかし……彼女は一体何者だ?」
「さっきの身のこなしといい、そこらへんの武器屋では見かけない武器を持っている事からして、少なくても一般人じゃない事は確実だな。」
少女が持つ武器を見て目を丸くしているナタリアの疑問にジェイドが答え、真剣な表情をしているミュラーの疑問にアガットは答えた後真剣な表情で少女を見つめ
「え、え〜と……あたし達は敵じゃないわよ?貴女は一体どこの誰かな?」
「…………わたしからしたら、貴女達――――特に”遊撃士の存在自体”が敵みたいなものだから、遊撃士である貴女のその言葉、全然信用できないんだけど。」
エステルは戸惑いながら少女に声をかけたが、エステルの服に付いている”支える篭手”の紋章に気づいた少女はエステル達にとって予想外の答えを口にした。
「へ………」
「”遊撃士”を知っているという事は彼女は私達の世界の方なんでしょうけど………」
「フム、しかしその”遊撃士”関連で気になる言葉を呟いたね。」
「彼女にとって”遊撃士の存在自体が敵”とはどういう事だ……?」
「”遊撃士の存在自体が敵”……―――!まさかとは思うけど、貴女………」
「!その紋章は確か……―――なるほど。君はゼノさんやレオニダスさんが”所属している団”の人なんだね。」
少女の
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