第134話
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…”影の王”さんがやってきて彼女の力を奪って好き放題し始めた。そして”影の国”は”影の王”さんの望むままにどんどん作り替えられていった……――――そんな所じゃないかしら?」
「す、すごいユウナちゃん………」
「あんたってば………よくそこまで考えつくわね。」
ユウナの推測を聞いたティータははしゃぎ、エステルは苦笑しながら感心した。
「フフ………これは参った。まさか現時点の情報でそこまで読み解けるとはねぇ。」
「いやはや……”六神将”の中に彼女のような”知”に長けた人物がいなくて本当によかったと、改めて思いましたねぇ。」
「あー……確かにあの中で唯一の頭脳担当は色々と”アレ”だったしな…………」
「というかディストは頭脳じゃなくて、お笑い担当だったと思うけど?」
「それは私達に、対する、”皮肉”、ですか?」
オリビエが感心している中ジェイドの言葉を聞いたガイは苦笑し、アニスはからかいの表情で呟き、アリエッタはジト目でジェイドを見つめ
「ユウナ……やっぱり君は天才だよ。」
「もう………このくらいその気になればヨシュアにだってわかるはずよ。エステルと長い間一緒にいた影響でニブさが移ったんじゃないの?」
「あ、あんですって〜!?」
一方ヨシュアに感心されたユウナは溜息を吐いた後呟いた言葉を聞いたエステルはジト目で睨み
「うふふ、その意見には同感ね。半年前の”異変”の件もよくよく思い返してみたら、ヨシュア、エステルと合流するまでは”結社”の裏をかく為に”紅き方舟”への潜入までできたのに、エステルと合流してからは”結社”の裏をかくような事はパパの助言による”教授”がヨシュアに打ち込んだ”聖痕”を打ち砕いた事くらいだもの。」
「なるほどね………うふふ、冗談半分で言った言葉だけど今のレンの話を聞いてユウナも本気でそんな気がしてきたわ。」
「こ、この小生意気腹黒双子姉妹は揃いも揃って………!というかあんた達、何であたしの話に限って息ピッタリになるのよ!?やっぱりあんた達、本当は仲がいいんじゃないの!?」
自分の意見に同意した後話を続けたレンの話を聞いて納得した様子でいるユウナを見たエステルは身体を震わせた後ジト目で二人を睨み
「クスクス………」
「やれやれ………」
その様子をティータとシェラザードは微笑ましそうに見守っていた。
「でも、どうやら”影の王”さんはユウナみたいにゲームが大好きみたい。エステルたちだけだとちょっと頼りなさそうだから、ユウナが手助けしてあげるわ。うふふ、特別なんだからね?」
「あー、はいはい。せいぜい頼りにさせてもらうわ。」
「よろしくね、ユウナちゃん!」
ユウナの自信ありげな言葉にエ
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