第134話
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ありげな表情をしている中ユウナは信じられない表情をした。
「……聞けばあなたは類まれなる処理能力を持つとか。レンさんがその才を持って遊撃士協会に見出されたように、あなたは結社に見出され、あらゆる技術を修得したそうですね。ならば、これがあなたを捕える罠ではないことくらい本当はすでにわかっているはず……なのに駄々をこねるというのは我儘としか言いようがないでしょう。」
「リ、リースさん……」
「は、はっきり言うなぁ……」
リースのユウナへの指摘を聞いたクローゼは不安そうな表情をし、ジョゼットは呆れた表情をした。
「……面白いわ、お姉さん。いくら星杯騎士とはいえ従騎士ごときがユウナに向かってそんな口の利き方……よっぽど殲滅されたいみたいね?」
「そちらこそ……どんな事情があるかは知りませんが”蛇”と馴れ合うつもりはありません。……そちらがその気ならいつでもお相手しましょう。」
「あ……」
「リ、リースさん!?」
「ちょっ、まさか本当に戦うつもりですか!?」
(おい、どうするんだ?さすがにあのお嬢ちゃん相手だとお前の妹も分が悪いんじゃないか?)
(…………本当に不味い状況になりかけたら、止めるわよ。)
法剣を構えてユウナと戦おうとしているリースの様子を見たエステルは呆け、ティータとロイドは信じられない表情で声を上げ、フレンに判断を迫られたアーシアは考え込みながら答えた。
「うふふ、法剣使いさんね。前に何人か戦ったけど確かにそこそこ手強かったわ。もっともパターンが読めたらユウナの敵じゃなかったけど……最後にはみんなみっともなく泣き喚きながらユウナに命乞いをしていたわ。うふふ、お姉さんはどんな声で鳴いてくれるのかしら?」
「ちょ、ちょっと……!?」
「ユ、ユウナちゃん……!」
「……御託は結構です。早くかかってきたらどうですか?」
「クスクス……そうね。」
「くっ………」
「ふ、二人とも!いい加減に―――」
「いい加減にしてくださいっ!」
一色触発の状況にヨシュアが唇を噛みしめ、エステルが制止の声を上げたその時ティータが声を上げた。
「あ………」
「え………」
ティータの声に気を取られた二人はそれぞれティータに視線を向け
「ティ、ティータ……?」
「お、おいこら……!」
ティータの様子を見たエステルが戸惑っている中アガットがティータを制止しようとしたがティータは二人の間に割って入った。
「二人とも!なんでそーなるんですか!?ユウナちゃんは本当はお姉ちゃんたちと会えて嬉しいって思ってるくせにっ!リースさんだってレンちゃんが悪い子じゃないって本当は気づいてるくせにっ!」
「ティータさん……」
「な、
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