第134話
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いた不安そうな表情をしたユウナだったが少しの間考え込み、ある事に気づくと意味ありげな笑みを浮かべてエステル達にとって予想外の答えを口にした。
「え………」
「言っておくけどユウナは”結社”のことなんてヨシュア程度にしか知らないわ。知っていたとしても教えるつもりなんてないし。クスクス、残念だったわね。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「この状況でそんな”答え”を出すなんて、呆れたわねぇ……」
ユウナが自分達を疑っている様子にエステルが困惑している中レンは呆れた表情で呟いた。
「うふふ、なんだか知らないけど見たような顔もゾロゾロいるわね。さすがにユウナも、この人数を一人で相手にするのは難しいけど………―――確実に何人かは殺してあげるからその気ならかかってくるといいわ。」
「っ………!」
「ユ、ユウナちゃん……」
「おいおい……」
「おい、ルーク、あのお嬢ちゃん、一体何者だ?」
「容姿がレンと随分と似ているようだけど……」
「あー……事情は色々と複雑なんだが簡単に説明すれば、今の俺やエステル達にとって”六神将”みたいな存在なんだよ。」
得物である大鎌を構えて残虐な笑みを浮かべたユウナの様子にエステルは息を呑み、ティータは不安そうな表情をし、アガットは疲れた表情で溜息を吐き、ガイやティアの疑問にルークは言い辛そうな表情で答え
「ええっ!?という事は彼女はエステル達にとっての敵対組織の幹部なのですか……」
「しかも私達の場合はお互い、既に”終わった事”として処理していますが、彼女達の場合は現在もあちらの少女の組織と敵対中なのでしょうね。」
「ちょっ、それって色々と不味いじゃない!?」
「みゅ〜……仲間じゃなくて、敵なんですの……?」
ルークの説明を聞いたナタリアは驚き、ジェイドの推測を聞いたアニスは表情を引き攣らせ、ミュウは不安そうな表情でユウナを見つめた。
「シェ、シェラ先輩……ど、どうしましょう。」
「参ったわね、こりゃ……」
「………………………」
(リース……?)
一方不安そうな表情をしたアネラスに話を振られたシェラザードが疲れた表情で溜息を吐いたその時ジト目でユウナを見つめていたリースが前に出て、リースの様子をアーシアは不思議そうな表情で見守っていた。
「なるほど……あなたの正体がわかりました。”結社”の執行者――――No.]X”殲滅天使”ですね?」
「そうだけど……お姉さんは初めて見る顔ね。教会の騎士さんかしら?」
「ええ……星杯の従騎士、リース・アルジェントといいます。事情は存じませんが……我儘は大概にしたらどうですか?」
「へえ?」
「わ、わがまま……?」
リースの指摘にレンが興味
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