第134話
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ついては私の方から説明させて頂きます、アリエッタ・タトリンさん。」
アリエッタの疑問を聞いたリースは申し出、その後アリエッタに事情を説明した。
「そう、ですか。事情は、わかりました。イオン様も、協力しているのですから、アリエッタも今後の探索に、加わります。」
「……ありがとうございます。所でアリエッタさんは、バダックさん同様かつてジェイド中将達と敵対していたとの事ですが………」
アリエッタの協力の言葉を聞いたリースは会釈をした後ジェイド達を気にしながらアリエッタに問いかけ
「そう、ですね。私はアニス達と何度も戦って、最後は、アニスとの決闘に負けて、死にました。」
「け、”決闘”って……!」
「やれやれ……いきなりヘビーな話になったねぇ。」
「バダック殿とナタリア陛下の時は特に何事もなく、和解した様子だったが……」
アリエッタの答えを聞いたジョゼットは信じられない表情をし、オリビエは疲れた表情で呟き、ミュラーは複雑そうな表情でアリエッタとアニスを見比べていた。
「……何?もしかしてあの時負けた事を根に持っていたから、あたしのファミリーネームをあたしの許可なく勝手に使っているの?」
「別にあの決闘の事は特に気にして、いません。あの時のアリエッタはアニスより弱かった、だけですから。それに、アリエッタ、今度こそイオン様を守ります。ですから今のアリエッタ、アニスに興味は、ありません。」
「アリエッタ………」
一方複雑そうな表情でアリエッタを見つめていたアニスだったがすぐにかつてのように喧嘩腰でアリエッタに話しかけ、対するアリエッタは冷静な様子で答え、アリエッタの答えを聞いたイオンは複雑そうな表情をし
「うぐっ……!根暗ッタの癖に、”色々な意味”で生意気よ〜!?」
「というか、アリエッタの方が”大人”になって冷静でいるのだから、むしろ貴女も彼女を見習って冷静になるべきよ……」
「ハハ、確かに昔の時と比べると立場が逆転しているな。」
「まあ、アニスの場合アリエッタの態度以外にも”色々な意味”で、”冷静になれない事情”もありますから仕方ないんじゃないですか?」
「フッ、実際の年齢で言えばアリエッタの方が年齢は3年も年上なのだから、本来ならばこれが正しい形なのだがな。」
「まあ……そうだったんですの?」
「アニスの3つ上って事はあの頃のアリエッタは16歳って事になるから、あの容姿や口調で俺やティア達と同年代だったのかよ!?」
アリエッタの答えを聞いて唸り声を上げた後アリエッタを睨んで声を上げたアニスの様子に呆れた表情で指摘したティアの言葉にガイは苦笑しながら頷き、ジェイドは呆れとからかいを混ぜた言葉で答え、静かな笑みを浮かべて呟いたバダックの
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