暁 〜小説投稿サイト〜
【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
006話『覇王を名乗る女性の話』
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話




今日はヴィヴィオちゃんとともにイクスちゃんのお見舞いをしに聖王教会へと来ていた。
ちょっと前に起きた騒動がきっかけで知り合いになったんだけどそれからすぐに眠りについちゃって今では聖王教会の一室で眠りについているんだ。
それで今日はノーヴェさん達ナカジマ姉妹の人達やシホお姉ちゃんも一緒に来ていた。
シホお姉ちゃんはイクスちゃんの定期検診をしているとかで今日も着いてきている。
なんでもシホお姉ちゃんの腕にかかれば眠りについているイクスちゃんを起こすことも不可能ではないという話なんだけど、訳あって自然回復して意識が覚醒するまで待ってからとある薬を飲まそうという話らしい。
シホお姉ちゃんが行くならランさんやレンさんとかも来たそうだったらしいんだけどまたの機会という話らしい。
その話を聞いたトレディさんが、

「……………そう、レンさんはいないんですね」
「ええ。ごめんねトレディ」

と、落ち込んでいたりしているのでシホさんに慰められていた。
トレディさんはレンさんの事が好きらしいから残念なんだろうね。
まぁそれでも気を取り直して僕たちはイクスちゃんのお見舞いへと向かっていった。
途中でシホお姉ちゃんやチンクさんとは別れたんだけど、何の話をするんだろう……?









「―――シホ、お久しぶりですね」
「ええ。カリムも元気そうでよかったわ」
「はい。でも、もう四年も経過するのにシホは相変わらず姿も変わらないのですね……。不死になってしまって辛くないですか?」
「そこらへんは、まぁ大丈夫よ。幸い周りがよく気遣ってくれるし変に見られないようにしてくれているしね」

私は今チンクとともにカリムのもとへとやってきていた。
カリムは相変わらず最初には私の心配をしてくれる。
もう四年も経過するのにこれだけは変わらない習慣だなとも思う。

「シホさんの件に関しましてはこちらも関係していますので深く言えませんが……」

チンクがそう言って顔を俯かせるんだけどもう気にしていないからそんなに気に病まないでほしい。

「大丈夫よ。私はこれでも心は折れない剣だから気にはしていないわ」
「そう言ってくださると嬉しいですが……」
「ええ。だから気を楽にしていいわ」
「はい」

チンクはそれでようやく楽な姿勢になった。
さて、よれじゃいつもの前トークは終わったので本題といきましょうか。

「それで、カリム。もう用件は知っていると思うけど……」
「はい。例の障害事件のことよね?」
「ええ。チンク、お願い」
「わかりました」

チンクにお願いしてスクリーンを出してもらう。
そこには例の『イングヴァルド』を名乗る襲撃者の映像が映し出される。

「件の襲撃者は自称『覇王・イング
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ