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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
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――ルバーブ連山
『クキャアァァァァッ!!』
「くぅっ…!せいっ!!」
衛司は斧のような嘴を振り落としてきた鳥型の魔物『アックスビーク』の攻撃を何とか手にした木刀で受け払い、隙ができたアックスピークの腹へと突きを放つ。
『クゲッ!?クキャキャァァァッ!!』
衛司の攻撃は見事にアックスビークの腹に入り、アックスビークは一旦怯み、奇声を上げると攻撃体制に入ろうと上空に飛び上がる。
そして攻撃に移ろうとした瞬間――
「そこだ、ライトニング!!」
声と共に上空に上がったままのアックスビークに雷が落ち、アックスビークは高い奇声の後、消えていった。
「――……ふぅー…ナイスアシスト、カノンノ」
「ん、ナイスサポートだよ、衛司」
カノンノに振り返ってそう言い合うと二人でハイタッチした。
――――――――
「――…よし、これで終わりかな。…それにしても」
山道を歩いていると隣を歩くカノンノから不意に声が掛かり、「ん?」と声を出しカノンノを見る。
「衛司も大分仕事に馴染んできたね」
「んー…まぁ、ね。当初が当初で酷かったから」
微笑んでそう言ってきたカノンノに小さく苦笑で答える。
そう、今でこそアックスビークに勝てたが、本当に当初は僕はダメダメであった。
「あはは……あれは…仕方ないよ。うん、記憶が無い状態だから、闘うのが初めてだったんでしょ?」
「うん。でも…だからと言って…オタオタに惨敗なんて……」
僕のその一言でカノンノも思わず苦笑いしてしまう。
そう、先程言ったように…僕は初めての依頼である『オタオタ十匹討伐』の際、オタオタ約四体に俗に言う『フルボッコ』され、痛い目にあった事がある。
流石にオタオタにフルボッコされた時は本当に死にたくなった。
幾ら現実で剣道を習っていたとは言え僕の実力は言うなれば『下の下』。それに幾ら抗おうと剣道はあくまで剣『道』であり、剣『術』とは違い、不殺の……此方で言うなれば所詮『叩き合い』。
いつもはゲームで簡単だと思っていた戦闘も、リアルでやれば恐ろしいくらい、オタオタの強さが分かった。
オタオタ苛め、ダメ、ゼッタイ。
そして、今僕が心から泣きたい理由は『コレ』だ。
「し、仕方ないよ!それに武器が……ほら……」
「……木刀だからね」
そう、『木刀』。『木刀』と書いて『ウッドブレード』とも呼べる代物。別に仕込み刀な訳でも、特殊な能力が着いている訳でもない、敢えて言うなら強度高めの木刀である。
ロックスさん曰わく、僕が海に浮かんでいる時、大事そうに握っていたそうだが、初め
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