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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
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耳に届いて来た機械音に空を見上げると、ゆっくりと僕達の乗る船兼ギルド『バンエルティア号』が降りてきていた。
――――――――――
「カノンノに衛司、二人共お疲れ様。あなた達が魔物を討伐してくれたお陰で、ペカン村の人達の移民は無事に済んだわよ。ところで、そちらの女性は?」
船に乗り、アンジュに依頼が終わった事を伝えた後、そう言われるとアンジュは僕達の後ろで船の中を物珍しそうに見回しているメリアを見てそう言ってきた。
「彼女とは、ルバーブ連山で出会って…」
「それじゃ、自己紹介からね。私はアンジュ・セレーナ。あなたの話を聞いてもいいかな?」
「……アンジュ…私、メリア。……その……あの……」
「ぁー。……詳しくは分かる範囲で僕達が説明するよ。実は―――」
笑顔で問うアンジュに少し困惑しながらメリアが説明しようとするも上手く説明できなかったみたいなので、僕とカノンノが何とか見てきた内容で説明する。
「―――そう。記憶が無いなら、どこに行っていいかもわからないよね。――記憶が戻るまで、ここに置くのは構いません」
「え、いいの、アンジュ?」
「えぇ、当たり前じゃない。それに、衛司も記憶喪失なんだし、一緒にいてあげてたら案外、衛司の記憶も戻るかも知れないでしょ?」
――あぁ、そう言えば僕そうだったっけ。最近ギルドに馴染みすぎてその事スッゴく忘れてたんですけど。
「でも、話を聞く限り体力には自信がある様だし、働いてもらいましょうか。それじゃあ、今からあなたをギルド『アドリビトム』の一員として迎えるね」
こうして、ディセンダー(であるであろう)の少女、メリアはアドリビトムへと入った。
―――そして、物語の歯車は廻り始めた―――
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