暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1868話
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対している訳じゃない。
 桐条達と俺達は協力関係にあるのだから。
 それに、元々こっちとしては予定通りでしかないのだから、ここで不満を口にする筈もない。

「それで、桐条先輩。僕は一体どうすればいいんですか?」
「え? あ、ああ。……そうだな。早速今日から活動を……と言いたいところだが、退院したその日にというのは、幾ら何でも厳しいだろう。可能であれば明日、それが無理なら明後日からタルタロスに向かって欲しい」

 そう有里に告げた桐条は、そのまま視線を俺の方に向けてくる。

「出来れば、アルマーと岳羽、荒垣の3人には悪いが、最初ということもあるので彼と行動を共にして貰いたいのだが……どうだろう?」
「まぁ、俺は構わないけどな。ゆかりは?」
「有里君を放っておく訳にもいかないでしょ。それで怪我をしたら、またクラスの方で色々と騒動になりかねないわよ?」
「……それは否定しない」

 実際有里は既に桐条、真田、ゆかりに続く第4の存在として認識されつつあるような人物だ。
 そのような人物が退院して数日でまた入院するなんて事態になれば、色々と面倒な事になるのは確実だった。

「すまない。アルマー達と一緒に有里が行動してくれるのであれば、私はナビゲートに専念出来る」
「ナビゲート?」

 桐条の口から出てきた言葉をそのまま返すと、桐条は少しだけ得意げに口を開く。

「ああ、私のペルソナ、ペンテレシアはそちら方面の能力を持っているのでな。戦闘出来る人数がある程度集まっているのであれば、より安全にタルタロスを攻略するためにも、そちらに回りたいと思っていたのだ」

 ナビゲート、か。
 あれば便利そうな能力だけど……どのくらいの有用性があるのか、ちょっと楽しみだな。
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