暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1868話
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? ……桐条達と協力関係を結ぶようになってからそれなりに時間が経っていると思うが、それは初めて聞く名前だな。
 ゆかりの方を見ると、こちらも俺と同様に特別課外活動部という単語を初めて知ったのか、驚きの表情を浮かべていた。
 まぁ、別に影時間の中で活動している時に桐条達と遭遇しても、特別課外活動部という名前で呼び掛けたり、そう名乗ったりといった真似もしてなかったしな。
 であれば、別にその名前を俺が知らなくても問題ないか。

「じゃあ、アルマー達もその特別課外活動部に?」

 こちらを見て、そう尋ねる有里。
 まぁ、影時間について説明している場所で、そこに俺達がいるんだから、そんな風に思っても不思議はない。
 不思議はないんだが……

「いや、彼等は違う。アルマーと岳羽、それとここにはいないが、もう1人は私達特別課外活動部とは違う勢力だ。だが、違う勢力ではあっても、影時間についての問題を解決しようという思いは同じなので、協力関係を結んでいる」
「……違う勢力?」

 こっちに視線を向け、確認するように尋ねる有里の言葉に頷きを返す。

「そうだ。自分で言うのもなんだが、俺はちょっと色々と特殊な存在でな。ともあれ、。そんな俺がこの地にやって来た時、丁度ゆかりが影時間に適応して、街中で野良シャドウに襲われているのを助けて……そこから俺達は一緒に行動している。ここにいないもう1人は後で仲間になったけどな」
「……何で別々に? 目的が同じなら、特別課外活動部で一緒に活動してもいいと思うけど」
「残念ながらそれはちょっと難しいな。俺達と桐条達では色々と違うところも多いしな」

 それに、有里が知ってるかどうかは分からないが、この寮にはいたる場所にカメラが仕込まれている。
 当然のように今の俺達の姿も録画されている可能性があるが、特別課外活動部に所属すれば、当然この寮に入寮するように求められる筈だ。
 この居間のような場所だけならともかく、部屋の中まで盗撮されるというのは、ちょっと面白くない。
 桐条や真田は幾月ならそのような事はしないと思っているようだが、残念ながら俺は幾月をそこまで信用出来ない。
 そうである以上、実質的に幾月が責任者をしている特別課外活動部に入ろうなどとは、一切思わない。
 特別課外活動部の中から探るような真似をするのもいいかも? と思わないでもなかったのだが、それはそれで色々と面倒な事になるのは目に見えている。
 俺もわざわざ好んで桐条達と敵対しようと思わない以上、やはりこれがベストの選択だろうという思いがあった。

「ふーん。……そう」
「その、出来れば有里には私達と行動を共にして欲しい。勿論、相応の報酬は払おう」

 へぇ……特別課外活動部だと報酬とかあるのか。
 まぁ、シャドウとの
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