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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第16話 イッセー先輩のお兄さん?四天王ココ登場!!
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何か事情がありそうですしそんな気軽に聞けることじゃないですよね……


「所で彼らはもしかして……」
「ああ、ココ兄の思ってる通りだ」
「……いいのかい?あまりこちらの世界と向こうの世界の住民が行き来するのはよくないと思うが……」
「他の奴らはどうかしらんが小猫ちゃんたちは信用できると判断したまでだ」
「……そうか、まあいいさ。君がそういうなら大丈夫だろう、僕の占いでも悪い結果は出ていないしね」


 先輩たちが何か話してますがここからじゃ聞こえないですね、何を話してるんでしょうか?


「見えた、あれが僕の家だよ」


 ココさんの家は断崖絶壁の先にある細い岩山の上にありました。え、でもどうやって行き来してるんですか?


「キッス!!」


 ココさんが口笛を吹くと空から大きな鴉が降りてきました。


「巨大な鴉!?何て大きさなの!」
「空の番長『エンペラークロウ』じゃないか。絶滅種が仲間にいたのか」
「家族のキッスだ。キッス、七人いるが運べるか?イッセーは重いぞ?」

 
 キッスは問題ないと言わんばかりに羽を広げました。


「じゃあ皆、乗ってくれ。悪魔の皆は飛べるかもしれないが大事なお客様だからね」
「え、ココさん、貴方悪魔の事を……」
「イッセーから聞いてるからね。大丈夫さ、この世界じゃ人間も悪魔もそう変わりないさ。……僕と比べればね」


 ……?ココさんの最後の言葉が聞こえませんでしたが何か悲しそうな顔をされたような……


 私はそんな事を考えましたが見間違いかも知れませんし今はキッスの背中に乗せてもらいましょう。キッスは私たち七人をのせても何ともなさそうに飛んでくれました。


ーーーーーーーーー

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ーーー


「遠慮しないでくつろいでくれ」
「あ、ありがとうございます」


 ココさんの家に着いた私たちはココさんの作ってくれた料理を食べています。とっても美味しいです。


「さて早速だけど本題に入ろうか。僕の元に来たのはフグ鯨を捕獲する為だろう?」
「流石はココ兄、話が早いぜ」


 よく当たる占い師だけ合って既に私たちの目的を知っていたようです。


「あ、あの。ココさんってフグ鯨をさばけるんですか?」
「ん?ああ、そうだよ。ただフグ鯨は別名『ミジンコ鯨』と呼ばれるほど個体のサイズが小さく本来のフグくらいの大きさだ。そのため普通のフグをさばく要領で料理する人が多くフグ鯨が出回る年は大体10万人が中毒で亡くなっている」
「10万人……!そうやって聞くととんでもない数ね」


 普通のフグでもそこまではいかないです。部長が驚くのも納得です。


「まず最初に言っておく。僕でもフグ
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