―OVERLAP―
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王ガゼル!》」
「カードを二枚伏せて、ターンエンド」
「オレのターン、ドロー!」
そんなこちらの威圧が相手に伝わったかは分からないが、心なしかデュエルキングがピクリと反応する。お互いに戦闘終了後の処理を完了させるとともに、カードを二枚伏せてターンは相手へと移っていく。
「オレは永続魔法《黒の魔導陣》を発動! デッキトップを三枚めくり、その中に《ブラック・マジシャン》、もしくはそのサポートカードがあれば手札に加える!」
フィールドに現れた魔導陣に浮かぶ三枚のカード。その中に存在した一枚のカードがデュエルキングの手の内に納められ、ニヤリと笑いながらこちらへと示してみせて。まさか、とこちらが思うよりも早く、伏せられていた一枚のカードが発動される。
「リバースカード、《マジシャンズ・ナビゲート》! 手札とデッキから黒魔術師を特殊召喚する! 現れろ、最上級魔術師とその弟子よ!」
フィールドに集結する二体の黒魔術師。デュエルキングの代名詞とも言える《ブラック・マジシャン》と《ブラック・マジシャン・ガール》の二体の登場に震える間もなく、発動していた《黒の魔導陣》が再び光を発していた。
「そして《黒の魔導陣》の効果。《ブラック・マジシャン》が特殊召喚された時、相手のカードを一枚除外する! 魔導波!」
「くっ……チェーンしてリバースカード《トゥルース・リインフォース》! デッキからレベル2以下の戦士族モンスターを特殊召喚する! 現れろ、《マッシブ・ウォリアー》!」
《黒の魔導陣》から力を得た《ブラック・マジシャン》の一撃は、攻撃力が半分となった《マックス・ウォリアー》ではなく、伏せられていたリバースカードを標的とする。幸いに狙われたカードはフリーチェーンの罠カード《トゥルース・リインフォース》であり、デッキから《マッシブ・ウォリアー》が特殊召喚される。
「バトル! 《幻獣王ガゼル》、《ブラック・マジシャン・ガール》! 《マッシブ・ウォリアー》を破壊せよ!」
「っ……!」
《マッシブ・ウォリアー》には一度だけ戦闘では破壊されない効果があるものの、《幻獣王ガゼル》と《ブラック・マジシャン・ガール》の連携により、そんな効果などないかのように破壊されてしまい。そうしてお互いのフィールドに残り対峙するのは、かの《ブラック・マジシャン》と《マックス・ウォリアー》。
「さらに《ブラック・マジシャン》で《マックス・ウォリアー》に攻撃! 黒・魔・導!」
「伏せてあった《ガード・ブロック》を発動! 戦闘ダメージを0にしカードを一枚ドローする!」
《マックス・ウォリアー》の半減した攻撃力をカバーするために伏せていた《ガード・ブロック》が幸いし、何とか《ブラック・マジシャン》たちからのダメージ
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