暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1867話
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れは自分で作った料理なんだから、尚更だ。
 そうして1時間程、チーズフォンデュという珍しい料理を楽しむ。
 時々幾月の下らない駄洒落が炸裂して寒い空気になったりもしたが、そういう意味でも熱々のチーズに具材を絡めるというチーズフォンデュは正解だったのだろう。
 そう言えば、世の中にはカレーフォンデュとかいうのもあるってのを、どこかの世界で見た記憶があるな。
 今度ちょっと試してみたい気がする。
 そんな風に考えながらも、皆の腹が一杯になったところで料理は終わりとなる。
 ちなみに具材は殆ど残っていない。
 俺が頑張れば全て食べる事は出来たんだろうが……ふんっ、今日はこのくらいにしておいてやるよ。
 そんな事を思いながら、食後のお茶を楽しむ。
 普通食後のお茶と言えば、緑茶とか玄米茶とか和風のお茶のイメージなのだが、今日はチーズフォンデュだったせいか、食後のお茶は紅茶だった。

「へぇ……美味いな」
「だろう? これは私も好きな葉なんだ」
「……ん? 好きな葉って事は……もしかして、桐条は紅茶が好きなのか?」

 そう尋ねた俺の声は、恐らく喜んでいた事だろう。
 だが、しょうがない。久しぶりに……本当に久しぶりに見つけた、紅茶派の人物だったのだから。
 いや、勿論紅茶を好んで飲む者というのは多い。
 実際、ホワイトスターにある俺の家では、全員が紅茶を飲む。
 元々紅茶でもコーヒーでもいいというのも何人かいたが、紅茶ばかりを飲んでいるうちに紅茶派になった、みたいな感じか。
 凛も紅茶派だったし……こうなると、コーヒー派を相手にこっちが優勢になるのもそう遠い話ではないだろう。
 ……まぁ、ホワイトスターに戻る事が出来るのがいつになるのかは、分からないのだが。
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