第5章:幽世と魔導師
第131話「協力体制」
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は、まさにそういったものだった。
他に様子見の手段がない今、そうするしかないのも問題である。
「……いえ、それ以前に…京都の住民は無事なの?」
『……全員、とは言えませんが……警察と陰陽師が対応しているため、惨劇は回避できています。ですが、このままでは……』
「……一刻を争う……か」
どう動くべきなのか、考えあぐねている暇はない。優輝達はそう判断した。
だからこそ、蓮の行動を止める理由はなくなった。
「……分かった。それなら僕から言う事はない」
「優輝!?」
「……でも、それしかないよかやちゃん」
「っ……そう、ね……」
渋々とだが、椿と葵も蓮の行動を了承する。
「会話にすら入り込めなかった私が言う事じゃないけど……絶対、無茶はしないで。様子を見たらすぐにその場を離脱。……できれば、私達と合流して」
『わかりました。ところで、アリシア』
アリシアの言葉にしっかりと返した蓮。
そして、アリシア達が今どうしているか聞き返そうとした時……。
『貴女達は、今―――』
“ブツリ”と、突然念話が途切れた。
「え……!?蓮さん!?」
「切れた……!?」
あまりに唐突。その事態に、優輝達も驚いた。
それはまるで、突然念話ができなくなったようだった。
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