四天王アマーン
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
コツコツと革靴の音をさせて黒のスーツ姿の美女がビルの一室を目指す。
ロングヘアで目鼻立ちがハッキリとしている、背が高くスタイルが良い。
パク・シネ、在日韓国人だった、しかし今は人間ではない。
その部屋ではスーツ姿の男性が銃を構えている、そしてその先には猿轡をされている女の首筋にナイフを突き立てる男がいた。
「銃を下ろせ、この女を殺すぞ!」
「その子を離せ!これ以上罪を重ねるな!」
銃を構えるのは刑事、銃を向けられているのは連続強姦魔の犯人、ナイフを突きつけられているのは監禁されている少女だ。
「コツコツコツ」
開いたドアにシネが現れる。
「誰だ!」
刑事はチラッとドアに振り向く。
シネはゆっくりと刑事に近づく。
「じっとしてなさい!危ないから近寄らないで!」
刑事がシネに向かって叫ぶ。
「バリバリバリー」
シネの体が見る見る大きくなりスーツが破れる、そして3メートル以上の素っ裸の大女に変身した。
目は真っ赤で口からは大きな牙が生え爪は野獣のそれだった、そして勃起した乳首が異様に長い。
「ば、化け物!」
刑事は叫ぶが同時にシネが刑事の頭を引っかく。
「ズバッ」
刑事の頭がザクロのようになり脳味噌が飛び散る。
「く、来るなー、ば、ばけものー」
強姦魔が怯えて尻餅をつきながら叫ぶ。
「ふっふっふ、強姦魔から使い魔に変えてあげるわ」
シネは自分の右おっぱいを掴み絞る、長い長い乳首から白い液が飛び出す、それは目を見開き怯える女の顔にかかる。
「シューー」
白い煙を上げながら女の顔が焼けタダレて蒸発した。
強姦魔は腰が抜けて這いずりながら逃げようとする。
「た、助けてくれ、死にたくない」
シネは男の髪を掴み自分に向かせる。
「因果応報だよ」
そう言って男を食べた。
4階建てのマンションの3階に佐々麻美は住んでいた、名前はマンションだが外見は古びたアパートだった。
「ここは動物飼ったらだめなんだからね」
目の前のテーブルのハムスターに言い聞かす。
「ヒマワリのタネを買って来てくれケージはいつも綺麗にしてくれ、できる範囲で構わないから」
そのハムスターが注文をつける。
ハムスターゆえに会話のキャッチボールが下手なようだ。
「はいこれ」
麻美がテーブルに1枚の紙切れを出す、彼女もまた会話のキャッチボールが苦手なようだ。
「なんだこれ?」
ハムスターが問う。
「契約書よ」
「契約書?」
「そうよ、あなたは使い魔なんだから私と契約しなければならないのよ」
麻美はやれやれと言った風にハムスターに言い聞かす。
ハムスターは読んでみる。
「なになに、私こと使い魔ハムスターは佐々麻美様の奴隷に
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ