第84話 神力って...何?
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ん...ここは...
たしか...
「お久し振りですね、兼司さん」
なるほど、夢の中か、お久し振りです、女神さん
「今日、呼び出したのは、私の仲間の女神が下界に降りてしまったからなのです」
...手伝えと?
「話が早いですね、そうなのです」
容姿とか...好みとかってわかります?
「容姿ですか...降りる直前に変身して、魔人の姿になってました、好きなものは花でしたね、花の女神でしたし
あと、下界に降りたときの影響で記憶を失っている可能性が」
魔人...花好き...記憶喪失...
あ...
「見覚えあります?」
自分の城で住んでもらってるアザレアって子がその条件に合う
「...家名の話とかしました?」
アザレア・バーガンディーまでは覚えてたけど、もうひとつ名前があるらしいから、貴族か王族かなぁって
「女神も...日本、ジパングの女神以外は...名前2つに家名があります...」
ってことは?
「そういうことです」
どうすればいいんですか?
「えっと...花の女神とは言っても代理に近かったので...記憶が戻った後は神力だけは使わないように言ってください」
え?ずっと暮らしてろと?
「結婚しちゃってくれてもいいですよ」
絶対わざとに言ってるよね?
「ミントさんでしたっけ...あの人のお姉さん、今も生きてるらしいですよ」
マジか...
あ...もう...おわ...り...?
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