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転生とらぶる
ペルソナ3
1866話
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なる。
 そんな風に今日の1日はすぎていくのだった。





「じゃあ、寮に向かうのは夕飯前ってことでいいんだな?」
『ああ、そうしてくれ。こちらで食事の用意はしておく。……ふふっ、楽しみにしているといい』

 電話の向こうで桐条が嬉しそうに告げてくる。
 有里が退院したのが、それ程嬉しかったのだろう。

「そう言うのなら、楽しみにしてるよ。……けど、有里は今日1日ゆっくりと休ませる筈じゃなかったのか?」
『私はそのつもりだったのだがな……本人がどうしても学校に行くと言って、聞かなかったのだ。本来であれば、無理はして欲しくないのだが』

 小さく溜息を吐く桐条。
 有里が学校に……ねぇ?
 普段は面倒臭そうというか、テンション低い感じに見えるが、ああ見えて学校生活を楽しんでいるのか?
 まぁ、そういう意味では俺も十分学校生活を楽しんでいるのだが。

「まぁ、有里が自分で行きたいのなら、それでいいんじゃないか? それだけ、月光館学園に対して好意を抱いてるって事なんだろうし」
『そうか』

 俺の言葉に短く返す桐条だったが、その言葉には隠しようのない嬉しさがある。
 やはり自分の家で経営している学校に好意を抱いているというのは、嬉しいのだろう。
 その後も10分程桐条と会話をし、何故かラーメンの件で盛り上がってから電話を終わる。

「随分と楽しそうに電話してたわね」

 そんな俺に、どこか冷たい雰囲気のままに声を掛けてくるのは……後ろにいたゆかりだった。
 俺が電話をしていたのは、月光館学園から少し離れた場所にある通路だったのだが、その途中でゆかりがやってきたのだ。

「そうか? まぁ、いい。取りあえず今日寮に行くのは夕飯前だな。夕飯は向こうの寮で出して貰える事になった」
「ふーん……まぁ、いいけど」

 お、若干機嫌が直ったな。
 まぁ、豪華な夕食になるのは半ば決まったようなものだし、それが嬉しかったのだろう。
 桐条との関係も、現在のところは付かず離れず……といった感じなのが、丁度いいのだろう。
 もしこれでゆかりが桐条達と行動を共にしていれば、距離が近いだけに色々と問題が起きている可能性はあった。
 ……意外と、もし俺がこの世界に来ておらず原作通りに事態が進んでいるのであれば、そんな感じになった可能性は全く否定出来ない。
 そもそも、ゆかりがペルソナに覚醒してシャドウに襲われていたあの時、俺がいなければ助けられる相手は桐条達しかいない。
 ああ、いや。もしかしたら荒垣が助けたという可能性もあるのか?
 もしくは、ゆかりが1人でどうにか逃げ切って、1人で行動するようになっていたというのも有り得るか?

「とにかく、今日有里に俺達の事を知らせる。荒垣にもメールは送ってお
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