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転生とらぶる
ペルソナ3
1866話
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となると身体の動きが色々とおかしくなるのは間違いない。
 それこそ、軽いリハビリが必要なくらい……と言われても、納得出来るくらいには。
 まぁ、こうして見る限り、そこまで重傷って訳じゃないんだろうが……これもペルソナのおかげだったりするのか?
 まぁ、この世界固有の能力なんだし、それくらいの力があってもおかしくはない……か。
 そんな風に考えている間にも、俺達は校舎に向かって進む。
 当然ながら、有里のファンが有里を見つければ、黄色い悲鳴が上がったりするのもあって、あまり落ち着かなかったからだ。
 いや、俺はまだ男だからいい――何故か俺と有里を見て嬉しそうな悲鳴を上げている奴もいたが――が、ゆかりは女なだけに有里に近すぎると思われているらしい。
 正確には有里と俺が仲が良く、そして俺とゆかりが色々と繋がりがあって……というのが正確なところなのだが、残念ながらその辺は考慮されないらしい。
 その辺りの事情を知っているのは、俺達のクラスとか近くのクラスとかだが、有里のファンには年上も年下もいる。
 そいつらは詳しい事情とかは知らないので、当然有里の側にゆかりがいるのは面白くない訳だ。
 そういう連中からの視線が、ゆかりにとっては面倒だったのだろう。
 ともあれ俺も異論はないので、有里とゆかりと共に学校の中に入り、教室に向かう。
 そうして教室に入ると……

『ええええええ!』

 普通に有里が教室に入ってきたのを見て、クラスの連中が声を上げた。
 当然だろう。このクラスの中には……いや、正確には有里のファンはと言うべきだろうが、ともあれ昨日まだ意識を失ったままの有里の見舞いに行った奴がいてもおかしくはない。
 なのに、昨日の今日でこうして普通に登校しているのを考えれば、この驚きようは寧ろ当然だろう。

「ちょっ、有里!? お前、何で普通に学校に来てるんだよ!」

 友近が俺と有里の姿を見て、そう言いながら近づいてくる。
 ちなみに順平の姿も探したが、残念ながらまだ来ていないらしい。

「何でって……退院したから?」
「いや、そうじゃなくてだな。……身体の方、本当に大丈夫なのか? 出来れば、もう少し休んだ方がいいと思うんだけどよ」
「平気」

 友近もそれなりに友人思いのところはあるのか、有里を心配そうに見る。
 いや、別にそこまで意外って訳じゃないけどな。
 友近は年上好きの女好きで、気が多いけど、友人は大事にするタイプだ。
 ……その行動に巻き込まれると、昨日みたいに教室を整理したりするように言われたりもするのだが。

「そうか。……そう言えば、俺達からの見舞いの品は見たか? かなり厳選したんだけどよ」
「うん、見たよ。なかなかのものだった」
「そうか。俺達で厳選した甲斐があったってもんだ
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