シャルルの真実
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ャルルの事を『嘘をつくふざけた奴』から『嘘を付く敵』という認識に改めていたっと言った物の。河童の技術で作られた『ライジング・ダーク』が此方側の技術で解析できるわけも無く、心配はしていない。
そして、シャルルが、制服に着替えて、バスルームから出てきた。
そのまま閃輝に背を向けるように、ベットに座った。二人の間には、不思議な空気が流れる、静寂が空気を支配していた。不意に閃輝は
『衣玖さんならどんな事を言うかな?』
っと思ったりしたが、閃輝は構わず調合を続ける、鉢に入っていた粉末状の薬を試験管に入れて、窓際に置き、調合器具を片付けて行く。
部屋の空気に耐え切れなくなったのか、シャルルは遂に声を上げた。
「気にならないの?僕が女だって事が・・・」
「最初から女だと見抜いていたからな、気にはならないな」
閃輝が何気なく言った言葉に、大きくシャルルは反応した
「最初から!?どうして解ったの!?」
「まずは骨格だ、女と男の骨格は違うからな、誤魔化すのは無理だ。
次にお前の仕草、細かな動作、呼吸使い、声の高さだ、人は何かを誤魔化す時に
無意識の内にとってしまう行動がある。お前の場合、歩く時肩を少し下げる
それに加えて、呼吸使いが通常の女に比べて、若干遅い。これが理由だ」
次々と上げて言ったシャルルの行動、それを聞いたシャルルは唖然とした。
本来普通の人間であれば、其処まで細かな動きまで、見抜く事は出来ないだろうが、閃輝は普通の人間ではない。人間の魔法戦士である。
「・・・凄いんだね閃輝君は」
「この程度の事など造作も無い」
シャルルは閃輝の凄まじさを認識した。そして何か決心したような顔付きになった
「ねぇ・・・話しを聞いてくれる?」
「言ってみろ」
シャルルの口から話される事は、とても重い物だった。閃輝はその話を大人しく聞いていたが、閃輝は心内に、同情と怒りの感情が産まれ始めてきた、母親の為に嘘を付いていた。その事を見抜けずに、自分勝手にシャルルを決め付けてしまった事への怒り、閃輝はシャルルが、自分と同じような存在だと感じた。
「・・・お前はどうしたのだ?これから?」
「どうするも何も・・・牢獄行きかな?」
「それはないだろう、特記事項第二一、
本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属しない
本人の同意がない場合、それらの外的介入は原則として許可されないものとする。
これがある限り3年の間は問題ない。それにデュノア社が嫌いなら俺が何とかしよう」
「え?」
シャルルは顔を上げて閃輝を見た、閃輝は携帯を取り出して何処かへ連絡する。
暫しすると・・・
『もしもし〜?』
「にとりさんですか?閃輝です」
『お〜我が盟友、闇夜の弟の
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