シャルルの真実
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もう少し自信を持ったほうが良いですよ」
閃輝は自分でも外界の人間に、何故此処まで言うのか良く解らなかったが少なくとも、閃輝は麻耶を信用しているという事だろう。
閃輝の言葉を深く受け止めたのか、麻耶は口を閉じて考える。
「そうかもしれませんね・・・霧雨君有り難う御座いました」
「いいえ、じゃ俺はこれで」
閃輝は麻耶に一礼をして、歩いて去って行った。残された麻耶は閃輝に言われた事を深く考える事にした。
「(自信を持った方が良いですか・・・確かにその通りですよね。
私は教師なんですし、一人の大人として、教師としてしっかりしなくちゃ!)」
麻耶は閃輝の言葉で、自分に自信が持てるようになったのか、手を握り締めて職員室に向かって行く。
「(でも私なんかより、霧雨君の方が大変ですよね。今は闇夜さんと魔理沙さんが
居るからケアが出来てるけど、何時までも入れる訳じゃないし・・・
なにか霧雨君のストレスとか解消出来る事をとかないでしょうか・・・)』
麻耶は閃輝のストレスを、如何にかして解消できないかと考え始める。この事で、閃輝が麻耶に対しての好感度があがった事は言うまでもあるまい。
閃輝は部屋に到着すると、外泊届けの手続き用紙の必要項目を埋めて行く休みには幻想郷に、戻るからだ。そうしなければ自分を保つ事が出来ない。必要項目を埋め終わると、閃輝がある事を思い出した。
「そう言えばシャンプーが切れていたな・・・」
閃輝は椅子から立ち上がり、戸棚から新しいシャンプーを持って、バスルームに向かう
扉を開けて、シャンプーを入れようとするが
「へ?」
閃輝の目の前には、風呂上りと思われるシャルルがバスタオルを巻いて立っていた。シャルルはあまりのことに硬直してしまうが、閃輝はシャンプーのボトルを取って中身を詰め替えて、バスルームから出て何時もと同じように、薬の調合を始める。
正直、閃輝は外界の女には、基本的に興味を示さないので例え裸を見ようと何も感じないし、なんとも思わない。ある意味で凄まじい才能である。
「・・・そう言えば、あいつと同室だったな」
閃輝は漸く思い出したように呟いた、実はシャルルを一人か、他の女子と同室にすると問題を起こすのではないかっと懸念した千冬は、麻耶を通して閃輝に頼んだのだ。箒はこれに不服だったかが、決定事項だったため覆せず、渋々部屋を去って行った。
閃輝も同室になるのが嘘を付いているシャルルだったため、多少嫌がったが恩人である麻耶に頼まれて、断るわけにも行かず、仕方なくそれを受け入れた。
が、閃輝はシャルルが女である事を見抜いて居る為馴れ合う気に離れなかった。閃輝はシャルルが、『ライジング・ダーク』のデータが目当てだと簡単にわかったからだ。
そのため閃輝は、シ
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