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デブは嫌
第一章
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「御前食う量半分になってるだろ」
「そうしてるんだ」
「腹減ってないのか」
「空いてるけれど」
「痩せたいのか」
「うん」
 その通りという返事だった。
「まだね」
「何でそこまでするんだ」
 彬は自分の前に座っている太に問うた、前の席を借りてそのうえで彼と話をしているのだ。
「一体」
「だってデブは嫌だってね」
「聞いてるぜ」
 彬はここで知子を睨んだ、クラスにいる彼女を。赤いブレザーに黒いミニスカートの制服だ。ブラウスは城でリボンは黒だ。
「何があったのか」
「そうなんだ」
「あのな」
 彬は真剣な目でだ、太に言った。
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