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『ある転生者の奮闘記』
TURN45
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イーンの精神波……かもな」

 その時、長門から映像が出て東郷長官が映し出された。

『俺達はこの戦いに勝たねばならない。勝たねば明日の未来は無いッ!!』

「そうですね長官……」

「全く、私達を置いてけぼりにさせようなんざ早すぎるよ」

「圭子さんッ!? それにキャシーにマリー、ラスシャラ、山下長官、それにリディアまで……」

 あれ? 皆は置いてきたはずなのに……まさか。

「はい、私がこっそりと三笠に乗艦させました。東郷長官も許可してます」

「……やられたな」

 まさかシャルロットが関与してたとはな。しかも東郷長官もグルやし。

「雪風、私は貴方と共にしたい。それは皆も一緒だよ」

 圭子さんの言葉に皆が頷く。

 ……仕方ないな。

「帰ってきた時に言おうと思ってたけど今言うわ。俺も皆といたい。優柔不断な俺やけど、俺と結婚してほしい」

 俺は皆にそう言った。皆は笑顔で答えてくれた。流石に「ふざけるなッ!!」は無かった事に内心安堵している。

「長門が砲撃を開始しますッ!!」

「よし、此方も撃ちぃ方始めェッ!!」

 連合艦隊は一斉に砲撃を開始する。勿論、ラムダスクイーンも負けてはおらず、連合艦隊に攻撃する。

「アイオワ被弾ッ!! アイオワが戦列を離れますッ!!」

「アイオワの場所へ向かえッ!! 長門を死守やッ!!」

 前衛やったアイオワが戦列を離れると入れ替わるように三笠が前衛に入る。

「エネルギー来ますッ!!」

「バリアミサイル発射ァッ!!」

 両舷からバリアミサイルが発射されて迫り来るエネルギーを連合艦隊から守る。

「今やッ!! 撃ェッ!!」

 三笠が主砲を発射してラムダスクイーンを攻撃する。

「ビスマルクから電文、次元爆弾を発射するとの事ですッ!!」

「後退やッ!!」

 直ぐに三笠が後退する。それと同時にビスマルクが再び次元爆弾を発射してラムダスクイーンの命を削る。

「かなり弱っているようですッ!!」

「砲身が焼け切れるまで撃ちまくれェッ!!」

 連合艦隊は止めとばかりにラムダスクイーンに砲撃をする。そして多数のビーム弾を貫かれたラムダスクイーンは雄叫びを上げて遂に消滅するのであった。









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